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【連載】知っておきたい!ナースのための母乳育児&支援

第1回 母乳育児〜主役は赤ちゃん!

執筆 水野 克己(みずの かつみ)

昭和大学江東豊洲病院小児内科 教授 同病院こどもセンター センター長。国際認定ラクテーション・コンサルタント(IBCLC)

本連載では、医療人として、母親として理解しておきたい母乳育児について、第一人者である水野克己先生が解説します。


赤ちゃんには素晴らしい能力が備わっている

「“母乳育児の主役は赤ちゃん”ですよ」

こうお話をすると不思議に思うかもしれませんね。 まずは、赤ちゃんの素晴らしい能力を説明しましょう。

哺乳動物の赤ちゃんは自らおっぱいに吸いつくことができます。ヒトの赤ちゃんにもその能力があるのです。

お母さんのお胸に腹這いになるように抱っこしていると赤ちゃんは首を左右に動かしたり、体を投げ出したりしておっぱいに吸いつこうとします。この生まれながらに備わった能力を母乳育児に生かしてみてはいかがでしょう。

例えば、“お母さんが頑張らなければ…!”とお母さん主体で授乳をしなくても、ちょっとおなかがすいたかなという程度の赤ちゃんを抱っこし、赤ちゃんの吸いつく力を引き出してあげるようにしてもよいのです。

“上手くいかないなあ〜”と困っているお母さんを見かけたら試してみてはいかがでしょう。

特に、いわゆる乳頭混乱を起こして、お母さんが吸いつかせようとすると泣いて嫌がるような赤ちゃんにも効果的です。

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