【連載】ナースのための社会人マナー

【看護師のマナー】第37回 申し送りはポイントを絞り、簡潔に

監修 永井三枝

亀田総合病院 師長

監修 竹股喜代子

亀田総合病院 前看護部長

編集 ナース専科編集部

月刊「ナース専科」編集部

新人ナースのための社会人マナーブック。今回は「申し送りはポイントを絞り、簡潔に」についてお話します。


よい申し送りができる人こそ、できるナースです

看護は24時間体制で行われますが、ひとりのナースが24時間看護をし続けることは、現実的に不可能です。

そのため、交替制で勤務しているわけですが「適切な看護を継続して行う」ため、前の勤務者から次の勤務者に、患者さんの状態について報告をするのが「申し送り」です。

最近では、廃止しているところもありますが、新人にとっては、先輩の申し送りを見るだけでも、看護の大切なポイントや、ポイントの絞り方を知ることができる、勉強の場になります。

最初のうちは、先輩たちの姿を見て、「よい申し送り」とはどういうものなのか、学ぶことも大切でしょう。

では、どんな申し送りがよいのでしょうか? 

まず、申し送りの時間には遅れないこと。遅刻することで他のナースに迷惑をかけないというのは大前提です。

「申し送り」は、短い時間のなかで、正しく、相手が知りたいことを簡潔に伝えることが重要です。

同じことを何度も繰り返したり、思いつくままに伝えるのでは、時間のムダですし、大事なことが相手に伝わらなくなってしまいます。事前に伝達事項を整理し、ポイントを押さえて伝えましょう。

そして、話し方にも注意が必要です。だれにでも聞こえる声の大きさで、ムダな言葉は省いて、歯切れよくテキパキと。早すぎず遅すぎないテンポで話すことも大切です。語尾が消えるなどのくせがある人は、特に気をつけましょう。

また、当然のことですが、患者さんの状態をきちんと把握していなければ「よい申し送り」はできません。それが、いちばん重要であるということを、忘れないようにしましょう。

次回は、「アナムネーゼで、患者さんとの信頼関係を」をお話します。

(『新人ナースのための社会人マナーブック 失敗しない接遇とコミュニケーション術』
監修/亀田総合病院 師長 永井三枝、前看護部長 竹股喜代子、2007年、アンファミエ刊.から改変利用)

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