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【連載】泣いて笑って訪問看護

第5回 『デイサービスがあったから……』―訪問看護師と一緒に頑張るリハビリ

執筆 川上 加奈子(かわかみ かなこ)

株式会社のものも よつば訪問看護リハビリステーション 看護主任

医療の場が在宅へと比重が高まるものの、まだまだ知られていない訪問看護。ここでは訪問看護の実際について、エピソードを通じてご紹介します。


デイサービスに通いはじめたきっかけ

『僕はね、訪問看護に来てもらったときは寝たきりでね。全然動けなかったんですよ。』そう語る、今年92歳のHさん。

先日のデイサービスで「なんでそんなにいつもお元気そうでいられるんですか?お元気になられた秘訣は何ですか?」と、施設スタッフにインタビューされて改めて考えてみたとのこと……。

Hさんは今でこそ、デイサービスに通い、習字やカラオケもこなし、読書もされる。ベッドサイドでリハビリ体操も出来るまでになられたが、四年前は立つことさえ諦めていた状態であった。

それが、訪問看護が始まり、会話を楽しんでいる内に、「実は大きな車で訪問に来ているんですよ」と当時入っていたA看護師が話すと、どうしてもその車を自分の目で見てみたくなったそうだ。

窓から下を覗けば見えるなら、窓まで頑張って数歩だけ歩いてみようか。そんな小さなことがきっかけで、立ち上がる練習をA看護師と始めた。

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