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【連載】泣いて笑って訪問看護

第9回 『どうする?嫌がる入浴介助』―認知症の利用者様が入浴を拒否する理由は?

執筆 川上 加奈子(かわかみ かなこ)

株式会社のものも よつば訪問看護リハビリステーション 看護主任

医療の場が在宅へと比重が高まるものの、まだまだ知られていない訪問看護。ここでは訪問看護の実際について、エピソードを通じてご紹介します。


「私の服を盗るつもりでしょ!」

訪問に限らずだが、入浴をものすごく嫌がる方がいる。
拒否する原因で考えられるのは以下の通り。

  1. 寒い(たまに暑い)から嫌だ
  2. 入浴介助までされるようになったら情けない
  3. 体力に自信がない
  4. 恥ずかしい
  5. 入浴してるうちに物を盗まれるんじゃないか
  6. 何をされるか分からないから怖い

寒い、暑い位ならば先に浴室や脱衣所を湯気や暖房で暖めておくなど対処はできる。
極度の恥ずかしがりの方では、パンツを履いたまま入浴介助を希望される方もいるほど。

いずれにせよ、無理強いは逆効果。かといって入らない訳にもいかない。
こと、認知のある方は、物を盗まれるという恐怖心からか、いつも荷物をまとめて抱えている方もいる。

そこで、今回は服を盗まれるのではないかという方に対処した一例を紹介したい。

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