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【連載】泣いて笑って訪問看護

第12回 『顔をあげて行きましょう!看護学生!』―在宅実習の現場から

執筆 川上 加奈子(かわかみ かなこ)

株式会社のものも よつば訪問看護リハビリステーション 看護主任

医療の場が在宅へと比重が高まるものの、まだまだ知られていない訪問看護。ここでは訪問看護の実際について、エピソードを通じてご紹介します。


看護学生の実習風景

うちのステーションでは年に4回位看護学生の実習の受け入れを行っている。
毎年毎年いろんな個性を持った学生がやってくるため楽しみにもしているのだが…。

まず、初日。
大体の学生は緊張でガチガチになっていることが多く、訪問先で貧血を起こして倒れ、逆に利用者様に心配されることもある。
これ、笑い話のようだが、ほぼ必ずと言っていいほど一回はある。

倒れる理由は、極度の緊張のことが多いが、他には、見慣れない褥瘡の処置に貧血を起こす場合や、朝ごはんを食べてこなかった…など様々。
そのため、学生には実習に入る前に、食事はしっかりとってきたか?また、気分が悪くなりそうな時は無理せず早めに申告するように指導している。

さて、2日目。
訪問に入る前に、どんなことを実習で学びたいのかを確認。すると、在宅と病院での違いを知りたいという返事がかえってくることが多い。

実際、実習に同行すると、在宅ならではの物品の活用法に驚く学生、家族の介護レベルの高さに驚く学生など様々。それだけ学生にとって、病院と在宅でのギャップが大きく印象的なようだ。
ただ、ここいらへんまでは、ただただ訪問の雰囲気にのまれている学生が多い。

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