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【連載】ナースに英語は必要かしら?

第12回 “選ばれる時代”のキーワードは「英語力」

執筆 佐藤まりこ

米国RN(Registered Nurse)

国際化の時代、看護師にも英語は必要でしょうか? 移住者や観光客が増えているから、というのはもちろん、実はそれ以上に、看護師に英語が必要なワケがあるのです。看護師と英語の深ーい関係を、英語教育の現状に触れながら、解き明かしていきます。


買い手市場で“選ばれる力”とは

看護大学設立ラッシュの一方で、医療費削減政策「看護師の大リストラ」が始まる。近い将来、看護師の売り手市場は逆転し、看護師が“選ぶ”時代から“選ばれる”看護師過剰時代へ突入する-そのような見通しは以前述べました。

ひとたび採用側の買い手市場となれば、ほしい人材の絞り込みが当然起こるでしょう。

採用側がほしいのは、国が本気で取り組む観光立国政策と東京オリンピック需要にかなう条件をもち合わせた人材。つまり、増加する外国人患者に対応でき、世界最高水準を誇る日本医療の弱点を補える「英語力」をもつ人材です。

こうした流れは、なにも医療に限った話ではありません。すでに国際社会を踏まえ、専門知識と語学力をもつ人材を採用する動きは、あらゆる分野で定着しつつあります。

この時代、志望の企業に就職できるのは、採用側が求める必須条件をクリアし、「選ばれる力」を磨いた期待される優秀な人材です。

看護師安定神話の崩壊とともに看護師は、一般企業をめざす学生や会社員と何ら変わりない就職戦線を戦うことになるでしょう。
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