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【連載】“何かヘンだ”がわかる! 急変前に気づく五感アセスメント

第15回 急変の予兆を知る 「顔」で捉える“何かヘンだ” ①全身状態と「顔」

解説 佐仲 雅樹(さなか まさき)

津田沼中央総合病院内科/東邦大学医療センター大森病院総合診療・救急医学講座 客員講師/城西国際大学薬学部 客員教授

はっきりとした予兆もなく、患者さんが急変したり、重篤な疾患が進行していたりする経験があると思います。そのような急変に先立って、先輩の看護師や医師から「あの患者、何かヘンだよね」という直感的な台詞を聞いたことがあるかもしれません。

この連載では、急変前の「何かヘン」と感じる患者への直感的な違和感について解説し、急変を見抜く力を養います。


今回は、全身状態と「顔」についての解説です。みなさんが「○○さんの全身状態が悪い」と直感したときのことを思い浮かべてみて下さい。思い浮かぶのは患者さんの「全身」ですか?違いますよね。患者さんの「顔」でしょう。多くの場合、私たちは患者さんの「顔」で、危険な「全体的イメージ」を察知します。

「顔」と「コミュニケーションの乱れ」

人間の最も大きな特徴は、高度に発達した意思疎通能力、すなわち「コミュニケーション」能力です。日常的なコミュニケーションは、体内のホメオスタシスが安定し(第1回)、意識レベルがクリアで、精神活動(心あるいは「頭の回転」)」が活発であるからこそ可能なのです。

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