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【連載】看護学原論に立ち戻って考える!KOMIケアで学ぶ看護の観察と看護記録

第10回 KOMIケアを実践しよう―①「持てる力」を観察する方法とは―

解説 金井 一薫(かない ひとえ)

NPO法人ナイチンゲールKOMIケア学会 理事長/東京有明医療大学 名誉教授

そもそも「看護」って何だろう?何をすれば看護といえるのだろう?本連載では、看護とはどのようなことであり、どのような視点で患者を観察し、また記録するのかについて、ナイチンゲールに学びながら解説します。


KOMIケア理論では「看護の目的論(看護のものさし)」「看護の対象論(対象の性質を明らかにする)」「看護の方法論(実践)」の3つの構成要素を全体像とする看護学原論を提唱しています。前回までお話した、5つの看護のものさしは目的論のベースになるものです。

さて今回からは、実際にその看護のものさしを頭の中に入れながら実践を始めてみましょう。第8回で紹介したKOMIケアシステム=KOMIチャートシステムがすべての指針になっていきます。

観察をするためのKOMIチャートシステムの使い方

KOMIチャートシステムとはいわゆる「記録システム」のことです。看護実践の経過と結果を記録しておくための一連の記録用紙セットですが、同時にKOMIケア理論に基づく看護過程の展開が、より的確にまたスムーズに展開されるように導いていく実践プログラムでもあります。

この記録システムにそって看護実践を進めていけば、情報収集、アセスメント、記録や評価までの一連の看護過程を迷わずに展開できるように設計されています。

「観察に始まり観察に終わる」看護過程図

看護過程図

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