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【連載】Dr.パクのドタバタ離島医療奮闘記

第12回 島でよく出会う外傷―骨折や脱臼、想定外の外傷へのプライマリ・ケア

執筆 朴 大昊(ぱく てほ)

鳥取大学医学部地域医療学講座 助教

Np drpaku pic

看護師は夜勤のラウンドや訪問看護など、患者さんの健康状態を確認する機会が多くありますが、患者状態を適切に判断するためには、プライマリ・ケアの技術が大いに役立ちます。

本連載では、拠点病院などによる後方支援を期待できない土地で、医療・検査機器などもない患者宅で医療を提供する「へき地医療」を通じ、“究極のプライマリ・ケア”と地域医療の実際を解説します。


想定外の症状に対応する

連載も12回目となりました。ここら辺で少し、島で実際出会う外傷などの小話をしましょう。

こんなこと言ってしまうと元も子もないのですが、はっきり言って、脱臼も、骨折も、必ずと言っていいほど、想定を超えたケースに出会います。

準備不足と言われればそれまでですが、全ての準備を万全にすることは不可能です。むしろ、“初めて出会った外傷にどう対応するか”がとても大切なことかもしれません。

そうはいってもはじまりませんので、少なくとも、離島で必要なコモンな骨折と脱臼について挙げていきいましょう。

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