【連載】ナースのための社会人マナー

【看護師のマナー】第40回 アセスメントの重要性を認識しましょう

監修 永井三枝

亀田総合病院 師長

監修 竹股喜代子

亀田総合病院 前看護部長

編集 ナース専科編集部

月刊「ナース専科」編集部

新人ナースのための社会人マナーブック。今回のお話は「アセスメントの重要性を認識しましょう」です。


正確な情報を取るために

看護において、アセスメント(情報収集・観察)は、とても重要な業務です。これは奥が深いものですから、毎日が勉強の連続でしょう。

完璧なアセスメントができるようになるまでには、ある程度の経験が必要ですから、ここでは、その心がまえについてふれましょう。

患者さんの状態や問題点を知るために、情報を収集する。これは基本中の基本です。これがしっかりできていれば、問題点がはっきりし、対応策も明確になるわけです。

では、情報を集めるとき、もっとも重要なことはなんでしょうか?

それは、できるだけ正確な情報を取る、ということです。間違ったものでは、何の意味もありません。信ぴょう性のある、正確なデータが必要なのです。

最初のうちは、なかなか慣れなくて、バイタルサインの測定にも時間がかかってしまうかもしれません。もちろん、早くできるにこしたことはありませんが、不正確では困ります。自信がなく、技術的にも未熟なために、脈拍や血圧など何回もやり直すこともあるかもしれません。

ですが、多少時間がかかっても、正確に取らなければなりません。そのうちに、早くできるようになりますし、判断の目も養われてきます。あいまいな情報をそのままにすることで、いちばん困るのは、患者さんであることを忘れないでください。

また、ただ情報を集めてくればいいというわけではありません。なぜ見るのか、なぜこれをしなければならないのか、その意味を考えるという意識が大切です。

特に新人のうちは、五感を働かせてよく観察するように心がけること。そして、最後に情報はきちんと報告をしましょう。

次回は、「看護記録は読まれることを意識して」をお話します。

(『新人ナースのための社会人マナーブック 失敗しない接遇とコミュニケーション術』
監修/亀田総合病院 師長 永井三枝、前看護部長 竹股喜代子、2007年、アンファミエ刊.から改変利用)


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