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【連載】山内先生の公開カンファランス

第24回 看護師が知っておきたいアセスメントのコツ

解説 山内豊明

名古屋大学大学院医学系研究科 教授 医学博士/看護学博士/医師/看護師/保健師/米国・登録看護師、診療看護師

今回は、アセスメントするときに念頭においておきたいことを解説していきます。


ゴールがどこなのかを認識しよう

アセスメントは入り口もゴールもバラバラで、ものすごく幅があります。求められる程度は、在宅か病棟かなど看護の現場によっても違います。

疾患名に結びついた処置が必要な職場であれば、より端的に表せたほうがよいでしょうから疾患名まで落とし込んでいったほうがよいのでしょう。

しかし、訪問看護なら、疾患名がなんであれ、その人が自分の暮らしができるかどうかの評価を優先しますから、疾患名の重要性は前者よりも薄まるでしょう。

アセスメントの加減をどうすればいいのかは、ゴールがなんなのかをしっかりと認識することで決まります。例えば、前述した訪問看護の場合のゴールは、この人が自宅にいていいか、病院へ行ったり医師にすぐに報告したりしたほうがいいかを判断することです。

これを判断するために必要な情報を集めるのがアセスメントです。

アセスメントの目的をはっきりさせる

アセスメントを行う際には、どうしたいのか、何のためのアセスメントなのかをしっかりと考えて、どこまでアセスメントすることが必要なのかを見極めていってほしいと思います。

アセスメントの話になると、疾患名が気になる人が多いようです。例えば、呼吸をするときにヒューヒューといった呼吸音が聞こえると「これは喘息ですか?」とすぐに疾患に結びつけようとしてしまいがちです。

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