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【連載】がん患者さんを感染から守る!

第1回 がん患者さんの口腔粘膜感染

解説 妻木浩美

静岡県立静岡がんセンター 看護師長、摂食・嚥下障害看護認定看護師

がん患者さんに起こりやすい口腔粘膜ダメージによる感染をはじめ、誤嚥性肺炎など二次感染のリスクも懸念される口腔トラブルに対して、どのような対策が必要なのかを解説します。


口腔粘膜感染の原因と症状

口腔内に起こる感染症には、口腔感染・歯性感染、ウイルス感染によるヘルペス性口内炎、真菌感染によるカンジダ性口内炎などがあります。

口腔感染・歯性感染

がん治療前からあった慢性歯周炎や根尖病巣、智歯周囲炎などが、抗がん剤治療による免疫抑制や骨髄抑制の時期に再燃して、急性悪化します。

特に白血球数が2,000/μL以下を示すような、強い骨髄抑制のある抗がん剤の治療で起こりやすい感染症です。

発赤や腫れがみられるほか、感染部に痛みや発熱を伴う場合があります。がん治療前に慢性炎症を治療することで予防することができます。

ヘルペス性口内炎

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