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【連載】がん患者さんを感染から守る!

第2回 出血傾向がある患者さんへの歯磨き

解説 妻木浩美

静岡県立静岡がんセンター 看護師長、摂食・嚥下障害看護認定看護師

がん患者さんに起こりやすい口腔粘膜ダメージによる感染をはじめ、誤嚥性肺炎など二次感染のリスクも懸念される口腔トラブルに対して、どのような対策が必要なのかを解説します。


血液データに注意した口腔ケアを

出血があるために歯磨きをしないのは、口腔内の不衛生につながります。主治医から禁止されていない限り、基本的には歯磨きはしたほうがよいでしょう。

なぜなら、出血している患者さんは血小板が減少している可能性があり、感染症を引き起こさないためにも、より口腔内の清潔を保つ必要があるからです。

ただし、血小板が20000/μL以下の場合には歯磨きは中止とするので、血液データには注意し、主治医と相談しながら口腔ケアを行いましょう(図)。

出血傾向のある場合の歯磨きでの注意点は、再出血を防ぐためにも出血部位には触れないことと、毛先の軟らかい歯ブラシ、あるいはスポンジブラシを使い優しくケアをすることです。
ブラッシングを中止する目安、解説表
図 ブラッシングを中止する目安

(『ナース専科マガジン』2015年8月号より転載)

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