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【連載】がん患者さんを感染から守る!

第3回 カテーテル関連感染への注意

解説 工藤友子

静岡県立静岡がんセンター 看護師長、感染管理認定看護師

カテーテル関連感染は皮膚バリア障害から生じる感染です。易感染性のがん患者さんにおいて、どのような対策が必要なのかを解説します。


カテーテル関連感染予防の基本とポイント

血管内留置カテーテルの場合

中心静脈カテーテルの挿入時には、感染を減らすために最優先すべき方法として、「マキシマルバリアプリコーション」を用います。

これは、カテーテル留置を行う術者がキャップとマスク、長い袖の減菌ガウン、減菌手袋を着用し、患者さんには全身を覆うような大きな滅菌ドレープ(手術室で使われる全身用ドレープと同じ)を使用することと定義されています。

また、挿入部位の皮膚の前処置については、以前はポピドンヨードで消毒していましたが、血管内カテーテル感染予防のためのCDCガイドライン2011では、濃い濃度(0.5%以上)のクロルヘキシジングルコン酸塩を含むアルコール製剤液で皮膚を消毒することが推奨されています。

ただし、クロルヘキシジングルコン酸塩に対して禁忌がある場合は、ポピドンヨード、70%アルコールのいずれかで代替します。

カテーテル挿入部位のドレッシング材には、滅菌ガーゼか減菌透明ドレッシングのいずれかを使用します。

続いては、「尿道留置カテーテルの場合」です。
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