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【連載】伊藤麻紀先生の『ストーマケアはじめの一歩』

第4回 ストーマの排泄管理方法―便破棄・尿破棄の手順

執筆 伊藤 麻紀(いとう まき)

日本赤十字社医療センター 循環器・泌尿器科病棟/皮膚・排泄ケア認定看護師

消化器疾患や泌尿器疾患のためにストーマを造設された患者さんは、造設により自身のボディイメージが変容することから、不安やショックを受ける方が少なくありません。

本連載では、ストーマについての基礎知識とともに、ストーマの造設を受ける患者さんとその家族に対し、看護師が身体的・心理的・社会的な側面から行なうケアについて解説します。なお、ここでは、成人のストーマケアにのみ述べていきます。


目次


【ストーマのまとめ記事】
ストーマとは?ストーマの看護について


ストーマを造設した後は、失禁状態となるためストーマ装具を使用します。

セルフケア指導は、ストーマ袋から排泄物を捨てることから始まります。そのため、患者にとって医療者がスムーズに行うケアを経験することは、難しそうに思える排泄行為への変更の受け入れに影響します。

ここでは、ストーマ装具を使用した排泄方法についてご説明します。

ストーマ装具による排泄

ストーマに装具を貼付し、出てくる便や尿をストーマ袋(パウチ)にある程度ためて、トイレに捨てに行きます。患者さんに説明するとき、ストーマ袋は直腸や膀胱、ストーマ袋の排出口を肛門や尿道口と表現するとわかりやすいといわれています。

排泄物の破棄はトイレで行います。和式トイレでも洋式トイレでも、姿勢を工夫すれば、特別な場所を必要とはしません(図1)。
便器での排泄物を捨てる姿勢の例、イラスト
図1 便器での排泄物を捨てる姿勢の例

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