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【連載】ストーマケア 皮膚トラブル解決法

【ストーマケア】どう指導する? 自己流のケアによる皮膚トラブル

執筆 宗川 愛

東京勤労者医療会 東葛病院、皮膚・排泄ケア認定看護師

【目次】

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患者さんはどんな状態?

70歳代男性Dさん。直腸がんで腹会陰式直腸切断術を施行、S状結腸単孔式ストーマを造設しました。術後半年が経過したところで、傍ストーマヘルニアとなり、縫縮術を行いました。退院後はストーマ外来へ通院。傍ストーマヘルニアが再発し、ヘルニアベルトの着用を再開していましたが、最近は定期通院から遠のいていました。

「ストーマ装具のサイズを変更したが、装着しにくくなってきている」と、2年ぶりにストーマ外来を受診されました。


原因はどこにある?

皮膚トラブルはセルフケアにも問題が

Dさんの場合、面板が密着しにくくなっている一番の原因は、ストーマ近接部の変化によるものと考えられました。Dさんのストーマ近接部には不良肉芽があり、全周にも肥厚している皮膚変化がみられました。不良肉芽は、縫合時に使用する糸などの異物による刺激で発生する場合と、繰り返される排泄物からの刺激で発生する場合があります。Dさんは、全周に皮膚の肥厚変化がみられたことから、繰り返される排泄物の刺激が疑われたため、日常のケアをみていくことにしました。

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