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【連載】看護学原論に立ち戻って考える!KOMIケアで学ぶ看護の観察と看護記録

第15回 KOMIケアを実践しよう―KOMIチャートの使い方「実践の記録と評価」―

執筆 金井 一薫(かない ひとえ)

NPO法人ナイチンゲールKOMIケア学会 理事長 東京有明医療大学 名誉教授

そもそも「看護」って何だろう? 何をすれば看護といえるのだろう? 本連載では、看護とはどのようなことであり、どのような視点で患者を観察し、また記録するのかについて、ナイチンゲールに学びながら解説します。


前回の第14回では患者さんの「解決すべき課題」に対して、その人の「持てる力」「健康的な力」を活用する方法を考え出し「本人の意欲(やる気)」を引き出すために計画する「援助計画表」について解説しました。

今回はその援助計画にそった具体策を、実践に移した段階で「実践の記録と評価」用紙に記載する方法を解説します。Columnでは「観察でよくある失敗」をナイチンゲールの思想とあわせてお話します。

また、6月25日(土)、6月26日(日)の2日間「ナイチンゲールKOMIケア学会 第7回学術集会 20周年記念集会」を開催します。
http://komi.or.jp/gakkai-annai.html
記事の最後にお知らせしますので最後までお読みくださいね。

実践の記録へ「実践の記録と評価」

「実践の記録と評価表」はコチラからダウンロードできます。

判断の結果と判断の根拠を記録する

それでは「実践の記録と評価表」の使い方を実際に解説しましょう。「月日」「時間」「場面」など必要な事項を記載した後、内容を記述し一定の評価が可能になった時には「評価」欄にその根拠を記載します。

評価は「援助計画」を立案した段階で考えた「期待される結果」が得られたかどうかで判断します。その判断となる根拠を記載し、次の課題解決のための実践に移っていきます。すべての課題が解決すれば終了ですが、場合によっては課題を残したままで別の施設に転院したり、自宅に退院したりすることもあります。その場合には「退院サマリー」を作成します。

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