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【連載】ナースの体調管理に役立つ! ハーブ&アロマケア

第8回 PMSと月経痛に役立つハーブ&アロマ(1)概要編

監修 林 真一郎 (はやし しんいちろう)

グリーンフラスコ研究所 代表・薬剤師、東邦大学薬学部客員講師

執筆 今 知美(こん ともみ)

グリーンフラスコ研究所 保健師・看護師・公衆衛生学修士 JAMHA認定ハーバルプラクティショナー

看護や臨床の世界で関心度が高まるメディカルハーブとアロマセラピー。医薬品には、古来より植物療法として用いられてきた成分を単離・合成したものが多くあります。現代においても自然に近い形で植物を取り入れていくことで、身体への負担の少ない緩やかな働きかけが期待されています。
医療の現場では、補完・代替療法として在宅医療、介護に。また病棟でも緩和ケアの場面などで活用されてきています。
本連載では、メンタル面も肉体的にもハードな仕事をもつナースのみなさんの体調管理に、また心身の不調に合ったハーブ・アロマのセルフケアの活用法についてご紹介します。


ハーブとアロマケア実践編の第2弾は、女性特有の悩みであるPMSと月経痛のケアです。患者さんをサポートし、立ち仕事が多い看護師のみなさんは特にPMSや月経痛が起こると仕事の支障にもなってしまいますね。

PMSの発生には性格・ストレス・女性ホルモンの乱れ・自律神経の影響・ビタミン欠乏など、要因が多岐にわたりますが、いまだ全ての原因が解明されているわけではありません。

月経痛の症状が重い方は病院での対応が必要ですが、軽度の方はまず食事や運動で日常生活の改善やストレスケアをしてみましょう。

ハーブとアロマのケアは、そんな日常生活の改善や痛みの軽減、ストレス対策に活用できます。

PMS(月経前症候群)について

いらいらしているイラスト

PMS(Premenstrual syndrome/月経前症候群)は、月経前3~10日間の黄体期に続く精神的あるいは身体的症状で、月経発来とともに減弱あるいは消失するもの1)です。身体の症状で多いものは、腹痛・乳房の張り・腰痛・頭痛です。そのほか、むくみ・体重増加・便秘や下痢などもあります。心の症状では、イライラ・怒りやすい・眠気・抑うつ感・不安・集中力の低下などの症状があります2)。

月経痛のメカニズムについて

生理痛のイメージ

月経痛の原因の一つが、プロスタグランディン(子宮を収縮させる生理活性物質/ホルモン)の過剰分泌です。さらに、血行が悪いと子宮の収縮がより強くなり痛みが増します。重度の月経痛は、婦人科系の疾患が原因の場合もあります。痛みがひどい場合は、まず婦人科に相談しましょう。


次のページでは「PMS・月経痛に役立つハーブには、こんなサプリメントがある」について解説します。

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