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【連載】この心電図をみたら何をすべき?

第1回<準備編①>12誘導心電図の貼り方

解説 大八木秀和

JCHO大阪病院循環器内科医長/日本循環器学会認定循環器専門医

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12誘導心電図を正しくとるというのは、慣れてしまえば簡単なことなのですが、初心者やときどきしかとる機会のない人、昔はよくとっていたがもう長い間とっていない人達にとっては意外に難しいものですよね。
そんな状況で、12誘導心電図をとるとき、あらためて電極の数に違和感を覚える人がいるかもしれません。

それは、電極が10個しかないということ。12誘導というくらいだから、電極が12個あると思い込んでいる人がときどきいますが、再度実物を見てみてください(モニター心電図は、電極が3個だし3点誘導なんて教科書にも書いてあるから、12誘導は12個誘導があるはずだと思っていたら、あれれ??)。

実際に、身体に電極を付ける場合、まず両腕・両足に各1つずつ付けます(これを四肢誘導といいます)。
つまり4カ所ですよね。そして、胸部に付ける電極は6個です(これを胸部誘導といいます)。
したがって、4+6=10カ所に電極を付けることになりますよね!

“電極は、12個じゃなくて10個なんだ!!”

「そんなの当然!」と思った人はきっと“できる”人。実は、私自身初めて12誘導心電図を友達の身体に装着する際に、12カ所じゃなくてびっくりした経験があります。遠い昔、医学生時代の話ですが。

さて、いま電極の装着の話が出ましたが、ここで一度電極自体をよく見てみましょう。多くの病院では、四肢には大きな腕挟みで手首や足首を挟み、胸部は吸盤のようなものを貼り付けていきますよね(注:すべてシールを貼るタイプの心電計もあります)。

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