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【連載】訪看ステーション「よつば」の公開カンファレンス

CASE01 口の中のネバネバの影には意外な原因が・・・

執筆 川上 加奈子(かわかみ かなこ)

株式会社のものも よつば訪問看護リハビリステーション 看護主任

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「訪問看護に興味はあるけれど、1人で訪問するから不安、自分にはとっさの判断能力がないから無理」などと身構えてしまう看護師は多いのではないだろうか。
訪問看護は確かに現場では1人だが、実は同じステーションのスタッフや多職種と連携しているからこそ提供できる仕事でもある。
訪問看護の現場で起こりがちな事例の解決方法、スタッフどうしや多職種との連携・協力の仕方について、当ステーションで行っている事例検討会を通して紹介しよう。


困難事例1「口の中のネバネバが気になる」ケース

80歳女性Aさん。
過去に行った卵巣がんの放射線治療の副作用により、癒着性イレウスを繰り返し、経口摂取もままならなくなり、一年前より中心静脈栄養を開始。
現在は在宅で、1000mL/日の高カロリー輸液をポートから持続点滴中。
退院直後は絶飲食であったが、何も食べないと腸管機能が低下し、免疫機能も下がるため、1日にコップ1杯のお茶と、1日おきに数口のヨーグルトを口にしている。
腸管が弱っているため浣腸の使用は禁止。自然排便がなく、またイレウスを起こすようであれば、胃チューブを挿入し対応する予定であるが、今のところ自然排便が約1日おきにみられている。3カ月前に腰椎圧迫骨折を生じ、ベッド上での生活ではあるが、10分程度は端座位が可能であり、歩行に向けてリハビリを週2回実施中。

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