ビーフリードに遮光は必要か?

編集 ナース専科編集部

月刊「ナース専科」編集部

ビーフリード投与の際、通常は遮光の必要はありません。

基本的に遮光は必要ない

ビーフリード(R)に他の薬剤を混合せず、病室などの室内散乱光下で投与する場合は、遮光カバーをつける必要はありません。

ビーフリードを外袋から取り出した後、隔壁を開通し室内散乱光下(約500lx)で保管した場合、7日間は成分含量が95%以上であったと、インタビューフォームに記載されています。

ビーフリード(R)は、術前術後や軽度の低栄養状態の際に用いることの多い薬剤で、アミノ酸、ブドウ糖、電解質、ビタミンB1および水分を補給するもの。

保存方法には遮光・室温保存と表示されていますが、保管中のビタミンB1の光分解を防ぐため、外袋にはUVカットの袋が用いられています。
投与前に隔壁を開通して上室液と下室液を十分に混合した後は、速やかに使用します。

ビタミンB1の光分解は短時間では起こりにくいとされていますが、そのほかのビタミン製剤などを混合した場合には、そのビタミンの光分解を防ぐために遮光カバーを使用したほうがよいでしょう。

ビタミン製剤のほか、抗がん剤、抗真菌薬などの中にも遮光が必要な薬剤は数多くあるため、遮光が必要かどうかわからない場合は、自分で判断せず薬剤師に問い合わせるようにしましょう。

※以前、ナースプレスにてビーフリード(R)に遮光が必要と記載した記事が公開されていました。正しくは上記のようになります。お詫びして訂正いたします。

光分解ってなに?

薬剤の成分には、紫外線や可視光線などの光のエネルギーを受けることで酸化・還元反応などの化学反応が進み、分解・変色するものがあります。これを光分解といいます。

なかでもビタミン類は特に光の影響を受けやすいものが多く、薬効の低下や失効を招くことがあります。

こうした光分解を防ぐため、薬剤によっては、着色した容器に入れられていたり、カバーやケースなどに入れられていたりするものがあります。

蛍光灯などの室内灯に加え、昼間は太陽光の影響も受けるので、輸液投与時はもちろん、保存時も十分に注意することが必要です。


ビーフリードの詳しい情報は下記より確認できます。

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