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【連載】伊藤麻紀先生の『ストーマケアはじめの一歩』

第7回 術後のストーマ管理と観察ポイント

執筆 伊藤 麻紀(いとう まき)

日本赤十字社医療センター 循環器・泌尿器科病棟/皮膚・排泄ケア認定看護師

術直後のストーマ管理

今回は術後創と排泄管理方法について解説します。

排泄管理は炎症・感染に注意

ストーマ創は、腸粘膜と皮膚という異なる組織を縫合していることから、治癒までに時間を要します。また、術直後より排泄物で汚染される汚染創であり、一次縫合創であるため炎症や感染、粘膜皮膚接合部離開を起こしやすい状況です。

さらに、周囲に清潔操作を伴う正中創(腹腔鏡下であればカメラやポート挿入創)やドレーンがあり、排泄物による汚染で創感染を起こす可能性があります。

一方、尿路ストーマの場合、腎盂からストーマまで尿管ステントが留置されるため、清潔操作が必要となります。

以上のことから、汚染創であるストーマ創はパウチング法(ストーマパウチで排泄物を回収し、清潔創から隔離する方法)を用いた排泄管理を行います。清潔創である正中創などは、排泄物が漏れてもブロックできるドレッシング材で保護することが必要です。

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