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【連載】コツをおさえる! 部位別フィジカルアセスメント

瞳孔反射(対光反射・輻輳反射)の見方、眼球運動の試験-中枢神経系アセスメント

解説 高島尚美

慈恵会医科大学医学部看護学科 大学院医学研究科看護学専攻 教授

瞳孔反射の見方

瞳孔反射は対光反射や輻輳反射により検査しますが、瞳孔は明るいところでは収縮するので、できるだけ暗い場所で行うとよいでしょう。また、高齢者は若年齢者に比べ瞳孔が縮小していることが多くあります。

瞳孔が極めて小さい(針の先ほど)場合は、橋の障害か、モルヒネ中毒、有機リン中毒が、両方とも散大している場合はアトロピンなどの中毒が考えられます。瞳孔が散大し、対光反射も消失している場合は、脳幹の機能が失われていることを示します。

対光反射

患者さんに正面を見てもらい、ペンライトなどの光を斜めから瞳孔にあてて、光によって瞳孔が収縮するかどうかをみます。

輻輳反射

患者さんの正面に立ち、1mほど先の実施者の指先の1点を凝視させ、指を動かして患者さんの鼻先2~3cmくらいまで近づけます。遠くを見るときに瞳孔は拡大し、指が接近すると同時に収縮します。
そのほか、瞳孔に異常がないか確認します(下図)。

輻輳反射説明図

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