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【連載】伊藤麻紀先生の『ストーマケアはじめの一歩』

第8回 術後のストーマケアー入浴のタイミングとカテーテルの取り扱い

執筆 伊藤 麻紀(いとう まき)

日本赤十字社医療センター 循環器・泌尿器科病棟/皮膚・排泄ケア認定看護師

術後のストーマケアの目標

術後の目標は、患者さんが自分の身体について知り、ストーマを受け入れられるようになることです。そのため、ストーマを見たり触ったりできるようにサポートすることが必要となります。

術後1回目の装具交換時は、手術による身体的回復が不十分で、臥床したままケアを行うことになるかもしれません。その際、可能であればベッドを頭側挙上し、ストーマや装具交換の手順を患者さんが少しでも見えるようにすることも大切です。

ただし、患者さんによっては、ストーマを見ることに強い拒否を示すこともあります。「ストーマを見る」ことは現実を直視することであり、ストーマ周囲にある傷、ドレーンが挿入されたお腹を見ることにもなります。

ストーマやドレーンが挿入されたお腹を見るという第一歩を踏み出すには、術後の患者さんに決断を必要とします。患者さんの状態や訴えを十分に観察しながら、少しずつストーマに関心が持てるように環境を整え、ケアを進めていきます。

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