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【連載】実践!エンゼルケア

第23回 部位別のエンゼルメイク(5)尿道、肛門などのデリケートな部位(6)リンパ

執筆 小林光恵

エンゼルメイク研究会 代表

臨終を迎えた患者さんの人格や尊厳が失われないよう、ご遺体がみなさんの手を離れるまでケアを行なう「エンゼルケア(逝去時ケア)」。本連載ではそのエンゼルケアの実践法を解説します。


今回は「尿道口・膣口・肛門」と「リンパ漏れ」の対応について解説します。

尿道口への対応のポイント

膀胱留置カテーテルが入っている場合は、そっと吸引して尿を排出させてからカテーテルを抜去する

・そっと吸引する理由は、強く吸引して膀胱をきずつけないためです。
・内臓の脆弱化が進んでいるため損傷につながる可能性があるため、尿の排出をうながすための膀胱部圧迫はしないようにします。
・尿もれの心配がある場合は尿パッドか紙おむつをあてます。

尿パッド、紙おむつのイラスト

膣口への対応のポイント

分泌物や出血がある場合は、パッドや紙オムツをあてて綿詰めはしない

・綿は栓の役割はせず、綿にしみた分以外は漏れ出てきます。
・綿詰めを実施した場合、のちに血液や分泌物を吸収した綿から臭気を発する可能性があります。
・尿パッドや紙オムツなどをあてるほうがのちにご家族が取り換えやすいと考えます。

肛門への対応のポイント

便もれは紙オムツを肛門に隙間なくあてる

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