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【連載】ナースの体調管理に役立つ! ハーブ&アロマケア

第14回 乾燥による肌荒れ・手荒れに役立つハーブ&アロマ(1)概要編

監修 林 真一郎 (はやし しんいちろう)

グリーンフラスコ研究所 代表・薬剤師、東邦大学薬学部客員講師

執筆 今 知美(こん ともみ)

グリーンフラスコ研究所 保健師・看護師・公衆衛生学修士 JAMHA認定ハーバルプラクティショナー

看護や臨床の世界で関心度が高まるメディカルハーブとアロマセラピー。医薬品には、古来より植物療法として用いられてきた成分を単離・合成したものが多くあります。現代においても自然に近い形で植物を取り入れていくことで、身体への負担の少ない緩やかな働きかけが期待されています。
医療の現場では、補完・代替療法として在宅医療、介護に。また病棟でも緩和ケアの場面などで活用されてきています。
本連載では、メンタル面も肉体的にもハードな仕事をもつナースのみなさんの体調管理に、また心身の不調に合ったハーブ・アロマのセルフケアの活用法についてご紹介します。


ナースのみなさんは、病院・施設での仕事のなかで肌や手が荒れてしまうことがありませんか。季節的にも秋から冬にむかうこの時期は乾燥を加速させてしまいますね。乾燥による肌荒れ・手荒れに悩んだときや予防対策としてハーブとアロマ(精油)を活用してみましょう。

皮膚の働き

皮膚は、表皮・真皮・皮下組織で構成され、外界からのさまざまな影響から身を守る働きがあるため「人体最大の臓器」ともいわれています。皮膚の機能には、バリア機能・知覚・保護・保湿・体温調節・分泌排泄機能などがあります。

表皮の角質層には、皮脂膜(適度な水分と油分を含有)による保湿機能と水分の蒸発を防ぎ外からの異物や紫外線などの物理的刺激から人体を守るバリア機能があります。

乾燥肌・手荒れの原因

乾燥肌・手荒れのイメージイラスト

乾燥肌(ドライスキン)は、皮脂分泌量の低下・角質細胞間脂質・天然保湿因子の減少などにより角質の水分含有量が低下している状態です。

その要因は、血行不良、ストレス、睡眠不足、食生活、過度な洗浄と誤ったスキンケア、気候(秋・冬の乾燥時期)、エアコンの影響などがあげられます。またナースは手指消毒の頻度が高いことや手袋の使用による湿潤過多で、表皮のバリア機能が破壊され、手のかさつきやひび割れなどが発生しやすい環境にあると思います。



次のページでは、乾燥肌と手荒れの際に、皮膚の保湿機能とバリア機能の低下を補うハーブとアロマ(精油)・植物油をご紹介します。

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