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【連載】今さら聞けない! 基礎看護技術をおさらい

血糖測定器による血糖測定の手順

解説 宮本 毅治

東邦大学看護学部成人看護学助教

血糖値の測定は、糖尿病など糖のコントロールが必要な疾患では不可欠な手技。
看護師による測定が適切な血糖コントロール、ひいては糖尿病患者さんのセルフケアの習得にもつながります。
しっかりと手順を確認していきましょう。


【目次】


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必要な物品

※具体的には各施設で定められた手順に従ってください。

・血糖測定器
・測定用チップ
・穿刺器具・穿刺針
・ディスポーザブル手袋
・ディスポーザブルエプロン
・ゴーグル
・アルコール綿
・膿盆(またはゴミを入れる容器)
・感染性廃棄物容器

血糖測定の手順

※具体的な手順は各血糖測定器の説明書に従ってください。

患者さんへの説明

患者さんに血糖を測定することを説明して同意を得ます。

患者さんに手を洗ってもらう

患者さんの手に果物の汁などの糖分が付着していると、測定結果を及ぼすことがあるため、手洗いをしてもらいます。

血糖測定器に電源を入れて、動作確認を行う

手指衛生を実施し手袋を着用する

血液曝露予防のため、必ず手袋・エプロン・ゴーグルを着用しましょう。

穿刺針を装着して、穿刺部位を決める

穿刺部位には、指先、手のひら・前腕などがありますが、基本的には測定値の変動が少なく、穿刺しやすい指先が選択されます(図2)。
手を使う作業が多い、血糖測定が長期にわたっているなど、指の皮膚が硬く厚くなっている場合は、穿刺器具の穿刺強度のダイアルを調整して穿刺の強さを強くするか、指先以外の部位を選択します。

指先では、中央部は痛みを感じやすいため、やや側面に穿刺するとよいでしょう(図1)。
皮膚が硬くなるのを防ぐため、毎回、穿刺する位置を変えるようにします。

指先の穿刺位置
手のひらの穿刺部位

穿刺部位をアルコール綿で消毒する

アルコールの成分が残っていると、測定結果に影響を及ぼすことがあるため、アルコールが十分に乾燥してから穿刺を行うようにします。

穿刺をする

穿刺する部位を支えている手をテーブルの上につけるなど、しっかりと固定してから穿刺します(図3)。
穿刺部位が十分に固定さていないと、うまく穿刺ができないこともあります。
指先に穿刺する場合、穿刺前に軽くマッサージをしておくと穿刺後に血液が出やすくなります。

図3固定の仕方

自然に必要量の血液が出ない場合は、軽く圧迫して血液を出す

測定機器によって、必要な血液量は異なります。例えばある会社の製品では、血液の目安量は直径約2.5mmの球状としています。
ただし、強く圧迫し血液を絞り出すと、組織液が混じり測定結果に影響を及ぼしてしまうため、あくまで軽く圧迫を行います。

測定用チップの先端を血液につけて測定する

血液は空気に触れると凝固し始めるため、迅速に測定用チップにつけます。

止血を行う

穿刺部分をアルコール綿で圧迫止血します。自立している患者さんには、セルフケアの習得もかねて、自分で止血してもらうようにしましょう。

穿刺針を廃棄する

針刺し事故防止のため、穿刺針はリキャップせずに専用の廃棄容器に捨てます。

測定結果が出たら、患者さんに伝え記録する

正常か異常(低血糖・高血糖)だけではなく、正常範囲内でも低下傾向にあるのか、上昇傾向にあるのかといった値の変動にも注意しましょう。

使用物品を片づける

アルコール綿など血が付着した物は、専用の廃棄容器に入れます。
測定用チップは製品の添付文書に従い、適切に処理します。

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