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【連載】今さら聞けない! 基礎看護技術をおさらい

血糖測定器による測定値 注意したい4つのポイント

解説 宮本 毅治

東邦大学看護学部成人看護学助教

静脈血の採血による血液検査より簡便に血糖値がわかる血糖測定器による測定。
しかし、注意しなければならないポイントがあります。以下に挙げていきましょう。


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* 血糖測定器による血糖測定の手順

1. 測定値にはバラつきがあることを知ろう

血糖測定器による血糖値は、毛細血管による測定のため、静脈血の採血による血液検査よりも10~20mg/dl程度高くなる傾向にあり、また採血する部位によっても若干の違いが生じます。
さらには、血糖測定器によっても測定値にばらつきがみられ、さらには同じ血糖測定器でも10mg/dl程度の誤差が生じることは少なくありません。
このように条件によって測定値の誤差が生じることを念頭において、必要ならば静脈血の検査結果と比較することも重要です。
また、できるだけばらつきの少ない正しい測定をするためにも、添付文書や施設の使用基準にしたがって測定しましょう。

2. 耳朶への穿刺は針刺し事故に注意

耳朶による採血において、穿刺針が耳朶を貫通し実施者が針刺し損傷を受ける事故が複数あったことから、厚労省より注意喚起がありました。
他の部位での採血を検討し、やむを得ず耳朶で採血する場合は、慎重に行いましょう。


1)耳朶等の組織が薄い部位への穿刺を行うと,組織を貫通した針で指を穿刺し,血液を介した感染のおそれがあること。
2)貫通のおそれがある場合には,他の組織の厚い部位での穿刺について検討すること。
3)耳朶等の組織が薄い部位への穿刺を行う場合には,穿刺部位の裏側を直接指で支えないこと。
4)穿刺する部位に関わらず,採血時には針刺しや血液との接触による感染のおそれがあるため,施術者は手袋着用等の血液曝露予防の対策をとること。


微量採血のための穿刺器具の取扱い時の注意について
http://www1.mhlw.go.jp/kinkyu/iyakuj/iyakuj/anzenseijyouhou/267-1.pdfより(2016年9月29日閲覧)

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