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【連載】CSセットの導入により、感染防止と業務の効率を一気に改善

第1回 ある日気づいたタオル類の処理に潜む、院内感染のリスク【PR】

取材 梅﨑 淳子(うめざき じゅんこ)

嘉麻赤十字病院 看護部長、医療社会事業部長、認定看護管理者

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企画協力:株式会社エラン


入院時に必要な物品がまとまったCS(ケア・サポート)セット。株式会社エランが提供するこのサービスを全面的に導入し、感染予防をはじめ、看護師の業務効率の改善、患者さん・家族の負担軽減に大きな効果があった嘉麻(かま)赤十字病院の事例を、看護部の皆さんにお聞きしました。


入院時に必要となるタオル、寝衣、洗面用具などをセットにし、1日単位で患者さんにレンタルするシステムがあります。株式会社エランのCSセットはそんな入院セットの1つです。嘉麻赤十字病院の看護部長、梅﨑淳子さんが、はじめてCSセットを知ったとき、まず、毎日洗濯機を回している看護助手たちの姿が脳裏に浮かんだといいます。

「当院には高齢の患者さんが多く、毎日大量のタオルを使います。これを以前は看護助手がすべて洗濯していました」と振り返ります。

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看護部長の梅﨑淳子さん


梅﨑さんが看護部長として同院に異動してきたのは2013年のことでした。当時、患者さんのケアに使用したタオルは外部業者に委託せず、看護助手が殺菌し、洗濯・乾燥を行っていました。梅﨑さんは梅雨時などに、乾燥が追いつかない日があることに気づき、感染管理上のリスクを感じました。

CSセットを導入すれば、湿気の多い季節でも、専門業者が高温殺菌した清潔なタオルや寝衣を必要なだけ使えるでしょう。なにより看護助手たちを洗濯業務から解放することができるはずです。認知症や要介護度の高い患者さんが多い同院では、身の回りのケアを求めてナースコールが鳴らされる頻度が高く、この対応にあたることができる経験豊富な看護助手には、ぜひ臨床現場でもっと力を発揮してほしいと考えたそうです。

「質を落とさぬために」というケア用品への強いこだわり

時を同じくして、同院には改築計画が持ち上がっていました。梅﨑さんも、改築に合わせたCSセットの導入はどうかと考えていましたが、事情により改築が遅れ、2015年4月には、CSセットのみ先行するかたちで年度内の導入が決定しました。さっそく梅﨑さんは職員に向けて説明会を開き、導入への動きを開始しました。

導入にあたっては、いくつかの課題がありました。1つはCSセットに組み込む物品の選定です。以前から同院では、看護部で何度も検討を重ねて決めた、皮膚への刺激が少なくフィットして尿漏れしにくいあるメーカーの紙おむつを使っていました。また、口腔ケア時に誤嚥を起こしにくいように、吸引チューブ付きのスポンジブラシも用いていました。特殊疾患病棟である1病棟では、介護度の高い患者さんの着替えがしやすい、オーダーメイドの介護衣を使っていました。ケアの質を高めるために使っているこれらの製品に、看護師たちは強いこだわりをもっていたのです。

そこで看護師長たちが集まりエランの担当者に尋ねると、CSセットには、すでに導入している製品はすべて組み込むことができるとわかりました。さらに担当者からは、感染管理の点からみて、食事時に患者さんが着けているエプロンをディスポーザブル製に換えてはどうかという提案がありました。食後になると毎回、濡れたエプロンを病室内に干していることを思い出し、看護師長たちはこの提案に賛同しました。また、CSセットには、入れ歯ケース、口腔ケア用のジェル、T字カミソリなどを必要な患者さんだけに組み込み、個別性を高めることができることもわかりました。

こうして慎重に選定を重ね、ついにこだわりの詰まった同院オリジナルのCSセットを作り上げることができたのです。


COLUMN:入院時に必要なものがそろうCSセット

■Aプラン 450円/日
病衣に加え、Bプランのタオル類
■Bプラン 350円/日
バスタオル、フェイスタオル、おしぼりタオル
■A/Bプラン共通消耗品
歯ブラシまたは吸引チューブ付き口腔ケアブラシ、歯みがき剤、BOXティッシュ、ヘアブラシ、入れ歯洗浄剤、入れ歯ケース、ストロー、ストローコップなど
■紙おむつプラン1 600円/日
常時着用する方
■紙おむつプラン1 350円/日
一時的に着用する方など
※金額は税抜。セットに含まれる品物、金額は嘉麻赤十字病院の例で、病院によって異なります。
CSset

予想以上に重宝しているというのが右上の入れ歯ケース。
以前は患者さんがティッシュにくるんだ入れ歯を捨ててしまい、
慌てることがよくあったという


次回は、CSセット導入にあたっての苦労と工夫についてお聞きします。

HOSPITAL DATA

嘉麻赤十字病院
嘉麻赤十字病院
「地域の皆様に安全と安心の医療を提供し、信頼される病院を目指します」をモットーに、人道・博愛・奉仕の赤十字精神にのっとり、地域に密着した温もりのある質の高い医療を提供しています。
■所在地/福岡県嘉麻市上山田1237
■開 設/ 1938(昭和13)年4月、日本赤十字社福岡県支部山田診療所として発足
■病床数/一般病床144床 

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