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【連載】ナースの体調管理に役立つ! ハーブ&アロマケア

第15回 乾燥による肌荒れ・手荒れに役立つハーブ&アロマ(2)実践編

監修 林 真一郎 (はやし しんいちろう)

グリーンフラスコ研究所 代表・薬剤師、東邦大学薬学部客員講師

執筆 今 知美(こん ともみ)

グリーンフラスコ研究所 保健師・看護師・公衆衛生学修士 JAMHA認定ハーバルプラクティショナー

看護や臨床の世界で関心度が高まるメディカルハーブとアロマセラピー。医薬品には、古来より植物療法として用いられてきた成分を単離・合成したものが多くあります。現代においても自然に近い形で植物を取り入れていくことで、身体への負担の少ない緩やかな働きかけが期待されています。
医療の現場では、補完・代替療法として在宅医療、介護に。また病棟でも緩和ケアの場面などで活用されてきています。
本連載では、メンタル面も肉体的にもハードな仕事をもつナースのみなさんの体調管理に、また心身の不調に合ったハーブ・アロマのセルフケアの活用法についてご紹介します。


秋になり、乾燥が気になる季節が近づいてきました。前回は、乾燥肌と手荒れの際に、皮膚の保湿機能とバリア機能の低下を補うハーブとアロマ(精油)・植物油をご紹介しました。今回は、その活用法をお伝えしましょう。

ハンドバスで乾燥、手荒れを改善

ハーブや精油を使って、ハーバル・アロマハンドバスを行ってみましょう。ハーブや精油の香りでリラックスするとともに、肌が潤いしっとりします。またハーブのキレイな色合いは、見た目にも癒されるでしょう。

ハーバル・アロマハンドバスの作り方のイラスト

1)洗面器に乾燥によい好きなドライハーブを適量、または精油(1~2滴)を入れて38〜40度※の湯を注ぐ
※38〜40度は、身体に負担のない入浴や手浴の基準(適温)温度。熱いのが好きな方は42度位でもよいですが、季節や室温などでも調整してください。
2)まずは香りを楽しみ、そのまま深呼吸して身体をリラックスさせる
3)湯船の中に両手を手首まで入れて、10〜15分浸す ※お湯が冷めたら差し湯をする

※精油を直接、湯船に入れる場合はよくかきまぜます。または、キャリアオイル(植物油)と混ぜてバスオイルにするか、自然塩(小さじ1)と精油を混ぜてバスソルトにしてからお湯に入れましょう(塩を入れることでさらに身体がポカポカ温まってきます)。

ハーブ浸出油・アロマオイルで潤いを保護する

ハンドバスで保湿した後は、ハーブ浸出油やアロマオイルで肌を保護します。乾燥によい好きなハーブ・アロマ(精油)で自分好みのオリジナルオイルをつくってみましょう。

カレンデュラ浸出油の作り方

ビンに入ったカレンデュラ浸出油の写真

材料:カレンデュラのドライハーブ・2g、マカデミアナッツ油(植物油)・100ml、120ml程度のガラス容器、キッチンペーパー、日付ラベル・2枚
1)ガラス容器にドライハーブを入れ、植物油を注ぐ(すべてのドライハーブが植物油で浸るように足りない場合は足す)
2)容器のふたをしっかりと閉めて軽く振った後、日当たりのよい場所に2週間ほど置く
3)1日1回容器を振り、ハーブの成分が植物油に溶出しやすいようにする
4)2週間後、キッチンペーパーでドライハーブを濾し、絞ったオイルを保存容器に入れる
5)日付ラベルを貼って冷暗所で保管。カレンデュラオイルのできあがり

ラベンダーアロマオイルの作り方

ラベンダーアロマオイル作り方の写真

材料:ラベンダー精油6滴(1%濃度)、ホホバ油(植物油)30ml、遮光ガラス保存容器、日付ラベル、ビーカー
1)ビーカーにホホバ油30mlを入れる
2)精油を6滴加えて、木べらやガラス棒等でよく混ぜる
3)保存容器に移し、日付ラベルを貼ってできあがり

※日付ラベルで保存期限を確認しましょう。カレンデュラ油は約3カ月間、アロマオイルは約2週間をめやすにしてください。
※いずれも乾燥肌の顔にも使用できます。ただしアロマオイルを顔につける場合は、精油を半分の量(3滴)にしてください。



次のページで、「アロマ・ハンドマッサージ法」とColumn「臨床現場で活用するアロマハンドケア」を解説します。

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