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【連載】呼吸器に強くなる!

CO2ナルコーシスを生じさせない! 見逃さない! 5つのポイント

解説 宮本 毅治

東邦大学看護学部成人看護学助教

まずは$\rm{CO}_{2}$ナルコーシスに陥らないようにケアすることが重要ですが、もし生じてしまった場合、その徴候をいち早く察知し、対処しなければなりません。ここでは、看護師が行うべき観察やケアについて解説します。


1 呼吸回数・呼吸パターンが重要

呼吸が抑制されると呼吸回数が減弱していくため、呼吸回数は重要な観察ポイントです。呼吸数の減弱がみられたら、意識レベル、$\rm{Sp0}_{2}$の値を確認しましょう。観察した所見の経時的な変化を見て判断していくことが重要です。
 また、感染症などでCOPDが悪化した患者さんは、病態の改善に伴い呼吸が正常な状態に戻っていきます。すると、同じ流量の酸素を投与していたとしても、酸素をより多く取り込むことができるようになります。病態が改善してきている時期も注意が必要であり、病態に対して必要以上の酸素が投与されてしまう危険性があるため、$\rm{Sp0}_{2}$の値を確認し値が高くなりすぎるまえに酸素流量を調整します。

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