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輸液の看護|輸液とは?種類、管理、ケア

編集 ナースプレス編集部

Webサイト「ナースプレス」編集部

輸液ケアを行うときに、知っておきたい知識が得られる記事をまとめました。


【目次】

輸液ケアとは

輸液ケア(輸液療法)の目的には、主に蘇生、生命の維持、栄養の補給の3つがあります。輸液は開始後ずっと同じものを投与しつづけるわけではなく、病態や疾患の悪化・回復に合わせて、変更されていきます。
どんな目的で輸液が行われているのかを知っておくことも重要です。さらに、そのとき行われている輸液が患者さんの状態に合っているのか、なぜ輸液が変更になったのかが把握できる知識を身につけられるとよいでしょう。

輸液の基本
輸液療法とは? 輸液療法の目的と基本

体液(体内水分)の役割

まず、輸液を理解するため基本として、ヒトの身体の中で水がどのような役割をしているのかを知らなければなりません。人体は体重の60%が水分(体液)で占められています。そのうち、40%は細胞内に、残りの20%は細胞外液として分布しています。さらに細胞外液は、細胞間質(細胞間液)と血管内に分けられ、細胞間質に15%、血管内に5%分布しています。
体液は、主に水、電解質、ブドウ糖、たんぱく質、尿素などから成っています。
なかでも、電解質は浸透圧調節に寄与するなどといった役割を担っています。

体液の役割や組成について
細胞外液と細胞内液とは?役割と輸液の目的
体液(体内水分)の役割
体液についておさらいしよう!

in/outバランスについて知ろう

体液の基本がわかったら、次はin/outバランスについて学びましょう。輸液ケアを行っているときに欠かせない観察項目が、in/outバランスです。in/outバランスは、水分の摂取量と排泄量がほぼ等しいことで保たれます。つまり、バランスを保つためには、排泄量を下回らないだけの水分摂取が必要ということになります。
電解質も体内水分と同じように、尿などで排泄される電解質の量を下回らないだけの摂取が必要となります。
例えば、尿量が少なすぎる場合、循環血液量が減少していることが考えられます。このように、in/outバランスを見ることで、患者さんの状態を類推することができます。

in/outバランスについて
体液はどのようにバランスを保っているのか?
1日当たりどのくらいの水と電解質量が必要?
輸液量は水分喪失予定量が原則
1日当たりの最低必要尿量ってどのくらい?
輸液管理で見逃しちゃいけないポイントは?

電解質異常について知ろう

輸液ケアを考えるときには、水分だけではなく電解質についても考えなければなりません。ナトリウムは、細胞外液の主要な陽イオンで体液の浸透圧調整などに関係しています。
カリウムは、細胞内液の主要な陽イオンで体液の浸透圧調整や筋肉の収縮と弛緩を調節しています。
そのほか、カルシウムやクロール、マグネシウムなどが挙げられます。

電解質について学ぶ
第1回 電解質とは?身体の仕組みと電解質異常
第2回 ナトリウムの調節機序 3つのポイント
第5回 カリウムの調整機序 2つの ポイント
第8回 カルシウムの調整機序 3つのポイント
第11回 マグネシウムの調整機序
第14回 リンの調整機序 3つのポイント

輸液製剤の種類について知ろう

輸液製剤にはさまざまな種類があり、患者さんの状態によって使い分けます。医師が処方しますが、輸液製剤の特徴を知っていれば、どんな目的で処方されたのかがわかり、さらに患者さんの状態と輸液が合っているのかといったことを観察することもできるようになります。
輸液製剤は主に、水分輸液製剤、電解質輸液製剤、血漿増量剤などがあります。さらに、電解質輸液製剤は、等張電解質輸液製剤(等張液)や低張電解質輸液製剤(低張液)、高張電解質輸液製剤(高張液)に分けられます。

輸液製剤について学ぶ
5%ブドウ糖液、生理食塩液の違いとは?
【輸液の種類】細胞外液補充液と維持液類の特徴

疾患ごとの輸液ケアについて知ろう

輸液療法が必要となる疾患はさまざまあります。例えば、脱水やショック時、心不全、腎不全、肝硬変などが挙げられます。
それぞれ、どのような目的で輸液療法を行うのかを知っておきましょう。

疾患ごとの輸液ケア
IN/OUTバランスから見る「ショック」への輸液療法
IN/OUTバランスから見る「脱水」への輸液療法
IN/OUTバランスから見る「腎不全」への輸液療法
IN/OUTバランスから見る「心不全」への輸液療法
IN/OUTバランスから見る「糖尿病(高血糖)への輸液療法
【心不全】過剰な水分量を把握する観察ポイント
【肝硬変】輸液ケアの4つの見極めポイント

術後患者さんの輸液は難しい、そう思っている人も多いのではないでしょうか。術後患者さんの輸液管理で知っておきたいのが、サードスペースに移行した水分量の把握と、利尿期の輸液量の考え方。
この記事では、術後患者さんの体液の動きを解説した後、具体的にどこを見ればよいのか、サードスペースやIN/OUTバランスに着目して解説していきます。術後患者さんの輸液管理を難しいと感じている看護師は必見です。

術後患者さんの輸液管理
術後患者さんの輸液管理はナゼ難しい?

輸液管理について知ろう

輸液ケアは、患者さんにどんな輸液製剤が入っているのか、患者さんのin/outバランスはどうかといったことだけを見ておけばよいものではありません。
輸液ケアを行うにあたって、輸液のルートや輸液ポンプの使い方、輸液フィルターの使い方、固定の仕方なども知っておき、トラブルがあったときにすぐに対応できるようにしておくことが大切です。

ヘパリンロックや輸液フィルター、輸液ポンプなどについて
【ねじ子】輸液ポンプの使い方・手順を再確認!
点滴するときの血管探し、4つのポイント
第11回 ヘパリンロックと生食ロックについて
輸液フィルターの3つの使用目的
ルート内のエアは取り除くべき?
ヒヤリハットしない輸液管理|点滴筒の満たし方、輸液量の確認など
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