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【連載】今さら聞けない! 基礎看護技術をおさらい

【図解】ベッドメイキングの手順とコツ~根拠がわかる看護技術

解説 野崎真奈美

東邦大学看護学部 基礎看護学研究室 教授

ベッドメイキングには、新しくベッドをつくる方法と患者さんが寝ている状態でベッドをつくる(シーツ交換)方法があります。ここでは基本形として、新しくベッドをつくるための手順を紹介していきます。
(2017年5月24日更新)


目次
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ベッドメイキングを行う前に知っておきたいこと

看護師が行うベッドメイキングとは

看護師が行うベッドメイキングは、ルームメイドが行うそれとは異なります。

例えば、麻痺により感覚がない患者さんの場合、シーツにしわを作らないようにピンと張り、圧迫部位を作らないようにするとともに、ひっかかりをなくし、動きやすいようにします。枕カバーの縫い目が当たらないように置き方に注意を払います。衰弱している患者さんの場合、尖足にならないよう足元にタックを作り、足を動かすための余裕を持たせます。ギャッチアップを頻繁に行う患者さんの場合、頭側の折り返しを長めにとり、シーツが下方にずれるのを防ぎます。嘔吐や失禁が予測される場合、汚染が拡がるのを避け、シーツ交換の手間を最小限にするために、横シーツを重ねます。病状に合わせてシーツ類の素材、マットレスの種類を選ぶこともあります。

また、単にベッドを作るだけではなく、ナースコール、コード類、ベッド柵、床頭台と椅子、オーバーテーブル、ゴミ箱、点滴スタンドの位置など、ベッド周囲にまで気を配ります。

患者さんがベッド上でどのような生活をするのかを予測・把握している看護師だからこそできる配慮があります。看護師のベッドメイキングは患者さんの回復を促進するための療養環境を調整するという大切なケアなのです。

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シーツには表裏がある

 シーツには裏と表があり、肌触りが良いほうが表面です。安楽の観点から、患者さんの身体には、必ず表面があたるようにします。上シーツ(上掛け)にする場合は下に表がくるように、下シーツになる(患者がその上に寝る)場合は上に表がくるように向けます。

シーツ類のたたみ方を把握する

シーツやマットレスパッド、毛布類がどのようにたたまれているかを把握しておくと、効率よくきれいに広げることができます。

ベッドメイキング:シーツのたたみ方の一例

ベッドメイキング:マットレスのたたみ方の一例

1ベッドメイキングの準備

①必要物品の準備

・必要物品は、はじめに使用するものを一番上にし、使用する順番でワゴンに重ねておきます。リネン類の輪をどちらに向けるかといった、たたみ方と関連させて考えておくとよいでしょう。

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