お気に入りに登録

【新生児のスキンケアQ&A】 新生児の肌の特徴と肌トラブルの予防~妊産婦への適切な指導方法も学ぼう~【PR】

講師 徳田 眞理子(とくだ まりこ)

有秋台医院 師長 助産師・看護師・保健師 日本臨床アロマセラピー学会理事

Tokuda teacher

協力 持田ヘルスケア株式会社

医療用医薬品を扱う持田製薬のヘルスケア事業を担当する子会社です。皮膚科医からのニーズに応えて、低刺激性の石鹸や化粧品などのスキンケア用品を開発しています。

2016年9月10日に、ナース専科×持田ヘルスケアの共催で「新生児のスキンケアセミナー」を開催しました。
当日は、ナース専科で事前に募集した質問などを基に、有秋台医院師長の徳田眞理子先生が、新生児スキンケアの重要性や具体的なケアの方法について講演しました。

Q 新生児特有の皮膚の特徴や、皮膚トラブルについて教えてください。

A 汚れやすく、バリア機能が弱いのが特徴

成人の皮膚の厚さが2.1mmあるのに対し、新生児の皮膚の厚さは1.2mmと、成人の約2分の1しかありません。早産児になるとさらに薄く、0.9mm程度です。角層は水分を保持し、外部刺激から保護するバリアとして働きますが、皮膚が薄いということは角層も薄く、バリア機能が弱いといえます。保持できる水分量も少ないため、私たちが思っているよりも乾燥しやすい状態です。
 
また、月齢によって皮脂分泌量も大きく変化します。新生児期は皮脂分泌が多く、汗もかきやすいため汚れやすいという特徴も持っています。 
起こりやすい皮膚トラブルは月齢によって違います。皮脂分泌が過剰な生後1カ月半頃までは、脂漏性湿疹や新生児痤瘡などが出やすくなります。その後、皮脂の分泌が減るにつれて顔や体のかさつきなどのトラブルが見られるようになります。2カ月以上続く湿疹はアトピー性皮膚炎の可能性もありますので、受診をすすめましょう。
 
生まれた季節によっても皮膚の状態は異なります。秋生まれの新生児は、生後早期に低温と低湿度の環境にさらされるため、春生まれの新生児よりもバリア機能が低下しやすいことがわかっています。
 
新生児のスキンケアセミナーのポイント

Q 新生児スキンケアのポイント(開始するタイミング、洗浄・保湿の注意点)を知りたいです。

A スキンケアは生後なるべく早い時期から

スキンケアとは、皮膚の形態と機能を正常に保つために毎日行うメンテナンスのことで、「洗浄」により清潔を保つことと、「保湿」により乾燥を防ぐことが基本になります。バリア機能の整ったよい状態を保持するため、皮膚トラブルが起こる前の、生後なるべく早い時期から始めます。
新生児期の早いうちから、まず清潔にして十分な保湿を行うとアトピー性皮膚炎の発症リスクが低下するという研究結果(※)も出ています。

新生児の洗浄・保湿のポイント

※参考文献:Horimukai K, et al:Application of moisturizer to neonates prevents development of atopic dermatitis. J Allergy Clin Immunol 2014;134(4):824-30.e6.

Q 新生児に適した石鹸や保湿剤を選ぶポイントを教えてください。

A それぞれの特徴を知って使い分けよう

石鹸を選ぶポイント

石鹸には酸性やアルカリ性などいろいろありますが、皮膚トラブルがなければ、どれでも構いません。大事なのは丁寧にすすぐことです。皮膚に残った洗浄成分は異物=汚れと同じもので、皮膚トラブルの原因になることがあります。低刺激性ですすぎ落ちのよいものを選びましょう。皮膚に異常がある時や沐浴剤のようにすすぎを行わないものは、弱酸性のものを選びましょう。

保湿剤を選ぶポイント

保湿剤を成分で分けると、ベビーオイルやワセリンなど油性成分のものと、ローションやジェル、クリームなど吸水性・吸湿性成分のものになります。それぞれの特徴を知り、使い分けることが大切です。油性成分の保湿剤は皮膚の表面をおおって水分の蒸発を防ぐもので、水分補給はできません。洗浄後はまず吸水性・吸湿性成分の保湿剤で水分を補給してから、油性成分の保湿剤を塗って水分の蒸発を防ぎます。頬やお腹、脇腹、手足は特に乾燥しやすいので、しっかりケアしてください。

Q 育児が初めての妊産婦にとってわかりやすい指導方法を知りたいです。

A 理由を理解してもらい、具体的に教える

育児経験のない妊産婦には、新生児の皮膚の特徴を知ってもらい、なぜこのケアが必要なのか、どうしてこの方法が良いのかを説明すると理解してもらいやすくなります。例えば、月齢によって皮脂分泌量が変化すること、生後2週から1カ月半ごろまでは皮脂分泌が過剰なので洗浄による清潔が重要であること、しかも皮膚が薄いためバリア機能が弱く乾燥しやすいことをまず理解してもらい、それから沐浴や保湿の方法を具体的に指導します。
 
例えば固形や液体の石鹸を使う場合、片手で新生児を支えながらの泡立てが難しければ、沐浴前に泡立てて洗面器などにいれておくのも一つの手です。保湿剤の適量は、指の関節までの長さや1円玉の大きさを目安にすると理解しやすいでしょう。

沐浴は清潔にするという大切なケアですが、育児が初めての妊産婦にとって、精神的にも体力的にも負担が大きいものです。“手が滑って赤ちゃんをお湯に落としたらどうしよう”といった不安もよく耳にします。

ベビーバスの外で洗う方法であれば両手が使えます。また、沐浴剤を使う方法もあります。石鹸より汚れを落とす力は弱いものの、皮膚の汚れは十分に落とせますし、すすぎも必要ありません。沐浴剤には乳化剤が配合されており、これが汚れを浮き上がらせ落としやすくするからです。ただし、沐浴剤を入れたお湯につけるだけでは汚れは落ちませんので、手などでなでるといった物理的な力を加える必要があります。どんなスキンケア製品も正しい使い方をすることが大切です。

お母さんが新生児の皮膚の特徴を理解し、毎日スキンケアをすることで、皮膚トラブルを予防できたり、トラブルが起こっても対処しやすくなります。初めての育児に対する不安を少しでも軽くできるような指導を心掛けましょう。

沐浴デモンストレーション

新生児の沐浴デモンストレーション

◆石鹸不要の沐浴剤

セミナーでは、持田ヘルスケアの圓山さんによる沐浴剤(スキナベーブ)を使用した清潔ケアが紹介されました。洗浄剤を泡立てたり、すすぐ必要がないため、沐浴をスムーズに短時間で行うことができ、お母さんたちの負担軽減につながります。

◆スキナベーブ
スキナベーブ

【販売名】 スキナベーブA(医薬部外品)
【有効成分】グアイアズレン
【効能・効果】あせも、荒れ性、しっしん、しもやけ、ひび、あかぎれ
※詳しい情報はこちら http://www.babycare-net.com/


ページトップへ