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【連載】見直そう! CKD・透析ケア

第4回 1日のエネルギー摂取量は?その摂取量でないとなぜいけないの?

執筆 喜瀬はるみ

東葛クリニック病院 透析統括師長 / 透析看護認定看護師

制限しすぎても腎臓に負荷がかかってしまう

 CKDでは、エネルギーを摂り過ぎると、糖尿病や脂質異常症の原因となり、腎臓の血管の動脈硬化を進行させます。逆に、蛋白制限を続けていると、エネルギーが不足してしまいがちになり、低栄養状態となります。すると身体のたんぱく質が分解されエネルギーとして使われてしまい、その老廃物が腎臓(糸球体)に負担をかけることになります。CKDの食事療法を成功させるには適正なエネルギーの摂取が重要となります。
 
 また、透析患者の場合、日本透析医学会から報告された「慢性透析患者の食事療法基準2014」
によると、「維持透析患者(腹膜透析患者含む)では標準体重を基準とした推定エネルギー必要量(kcal/kg/day)は多くの場合30〜35 kcal/kg/day となる。また糖尿病を合併している場合は適宜エネルギー制限を行う。」と記されています。下記に維持透析患者の適正エネルギー量を計算する計算式を記します。

CKD患者の適正エネルギー量、説明表

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