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【連載】見直そう! CKD・透析ケア

第5回 1日に必要なたんぱく質量は?摂取時の注意点は?

執筆 喜瀬はるみ

東葛クリニック病院 透析統括師長 / 透析看護認定看護師

たんぱく質制限は画一的に行わない

 人間の身体になくてはならない栄養素のうち、特に重要なものと位置づけられている「たんぱく質・炭水化物・脂質」を『三大栄養素』といいます。この中で、炭水化物と脂質は身体を動かすエネルギーとして使われた後、呼気(二酸化炭素)や汗(水)や尿となって排泄されます。
 
 しかし、たんぱく質は分解されると7~8割は窒素を含んだ老廃物となり、この老廃物を除去し体外に排泄するのが腎臓の働きです。腎機能が正常であれば、それを処理するのに十分な糸球体の濾過機能があります。しかし腎機能が低下していると、残った糸球体1つ1つがその能力を超えて処理をしようとするため負担がかかります(糸球体過剰濾過)。この状態が長く続くことで徐々に糸球体の濾過機能も落ちてきてしまうため、CKDではたんぱく質の摂取制限が必要となってきます。
 
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