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【連載】山内先生の公開カンファランス

第33回 SpO2の低下を繰り返す患者さん

解説 山内豊明

名古屋大学大学院医学系研究科 教授 医学博士/看護学博士/医師/看護師/保健師/米国・登録看護師、診療看護師

今回は、看護師が実施する機会が多い吸引に関する事例を見ていきます。吸引の目的や吸引がうまくいかないとき、みなさんはどう対応しているのでしょうか。見ていきましょう。


今月の事例
[ももさんより提供された事例]
ICUに入院中で気管切開をしたばかりの男性患者さん。普段は、$\rm{SpO}_{2}$は97%をキープしていましたが、ときどき80台に下がることがありました。$\rm{SpO}_{2}$が下がった際には吸引を実施しますが、痰はあまり引けず、数分すると$\rm{SpO}_{2}$値が元に戻るということを繰り返していました。$\rm{SpO}_{2}$低下時のバイタルサインには、異常はありませんでした。リーダーに報告しようとしたのですが、元々人間関係が良くなく、忙しくて声をかけにくい雰囲気でした。私は3年目だったのですが、同じくらいの経験年数のスタッフに相談すると「その人、ときどき下がるけど、戻るから大丈夫だよ」と言われました。
→こんなとき、あなたならどうする?


まずは、この事例に対してみなさんがどう考えたのかを見ていきましょう。アンケートは、2016年11月にナース専科コミュニティ会員に実施。回答者数は124人。

山内先生の解説を先に読みたい方はこちら
>>山内先生の解説

みんなの回答

Q1.次に$\rm{SpO}_{2}$が下がったとき、あなたは吸引を行いますか?

円グラフ

Q2.Q1の回答理由を教えてください。

Q1の回答 Q2の回答 ニックネーム
いいえ 体位ドレナージをまずします なかさん
いいえ 効果がないことをしても患者さんの苦痛になるだけだから まっきぃさん
いいえ 頻繁に吸引することも苦痛であり、呼吸が整うまで待った後吸引を行う Aさん
いいえ いいえと書いたがどちらとも言えない。呼吸音、肺音ほかの状態も全部見ます。下がる=吸引はしないです やーさん
いいえ 吸引カテーテルが届かない場所に痰の貯留が考えられる よしさん
はい 前回は、痰が引けなかったかもしれないけど、次回は引けるかもしれないし、痰が詰まっていないという保証はないから CITYさん
はい もう一度引いてみるが、引けないのであればほかにも原因があると思うので考える mさん
はい 次に下がるときは、サチュレーションが下がった原因が痰の貯留によるものである可能性も否定できないため あやさん
はい 念のために1度吸引します。1度で何も手応えなければ上の人、医師に報告し、低下する原因をつきとめて、他の方法を考えます てまさん
はい 酸素化が低下するときは、患者さんが苦痛を感じているときでもあるから、吸引したり声掛けをしたり、背部や胸部をタッチングして苦痛が軽減するようなかかわりや援助が、今するべき看護であると考えるから しおりちゃんさん
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