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【連載】訪看ステーション「よつば」の公開カンファレンス

CASE16 モルヒネへの恐怖心から疼痛コントロールが図れない

執筆 川上 加奈子(かわかみ かなこ)

株式会社のものも よつば訪問看護リハビリステーション 看護主任

困難事例16 認知症により疼痛コントロールが図りづらいケース


Cさん、80歳男性。膵臓がんが末期の状態で見つかり、手術は不可能なレベルであったため、通院にて内服による対症療法を行い経過観察中である。
認知症があるため、どの程度の痛みがあるのかがはっきりせず、また家族は麻薬を用いた疼痛コントロールに困惑気味である。高齢なため進行は遅いだろうと医師より言われていたが、最近では食事も摂れないことが増え、急激に体重が減少しており衰弱傾向にある。


カンファレンスの目的

疼痛コントロールのために、麻薬を処方されているものの、認知症により痛みの訴えがわかりづらい。また、家族が麻薬の使用に対して抵抗感をもっており、なかなか効果的な疼痛緩和に踏み切れない現状があった。そこでカンファレンスを開くこととなった。


かなのイラスト
かな:はじめは弱オピオイド系のトラムセットを1日に朝昼夕寝る前の4回飲むことで落ち着いていたのですが、最近、朝の腹痛が増えてきて朝食が食べられなくなってきているようです。

さきのイラスト
さき:寝る前の薬は何時に飲んでいて、朝の薬は何時に飲んでいるんですか?

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