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【連載】ナースのための消化器ケアに役立つ基礎知識

経皮的内視鏡下胃瘻造設術(PEG)――術後の管理・観察のポイント

監修 犬飼道雄

岡山済生会総合病院 内科 主任医長

執筆 藤原明子

岡山済生会総合病院 内科 内視鏡センター 診療部長

PEGとは?

胃瘻造設術[以下、PEG(Percutaneous-Endoscopic-Gastrostomy)]は、胃壁と腹壁の間にシリコーンラバー製のカテーテルを留置し、主に2つの目的のために行います。

現在は、外科手術時に胃瘻を造設するよりは、局所麻酔を行った腹壁の皮膚表面から胃内に針を貫通させ瘻孔をつくる様子を消化管内視鏡スコープで胃内から観察しながら手術を進めていくPEGのほうが主流といえます。

PEGを行う主な目的

1)直接胃内へ栄養剤や水分を注入する(経腸栄養目的)
2)胃液などの消化液を体外に排出する(消化管減圧目的)

岡山済生会総合病院におけるPEG

当院での年間内視鏡検査数は、2008年以降1万2千件を超え、年々増加傾向にあります。

その一方でPEGは、2008年に年間100件超であったものが2015年には半減しています。院内でPEGクリニカルパスを利用し、約2週間で胃瘻の導入から胃瘻孔の術創管理・栄養管理・患者さんおよび家族への指導を含め、手術前後の管理を行っています。

さらに、内視鏡センターで週1回、消化器専門外科医と内視鏡専門医によるPEGを行っています。

PEGカテーテルはおもに4つの種類(図1)ありますが、当院で使用しているPEGカテーテルの種類は24Fr、2.5cm~5cm長のバンパーボタン型です。腹壁への胃壁固定の目的で3点固定を行っています。

PEGカテーテルの種類別の図
図1 PEGカテーテルの種類

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