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【連載】これだけできれば大丈夫! 病棟で必要な人工呼吸ケア

ウィーニング後の4つの観察ポイント

解説 和田 希

湘南鎌倉総合病院  慢性呼吸器疾患看護認定看護師

合併症に注意する

抜管による合併症には上気道閉塞、低酸素血症、高二酸化炭素血症、無気肺・肺虚脱、呼吸仕事量の増加などがあります。抜管後は、これらを念頭におきながら観察をし、合併症の早期発見・予防を図り、再挿管を回避することが大切です。観察ポイントには、次のようなものがあります。

①上気道閉塞

最も注意したいのが、上気道の閉塞です。前述したように気管チューブによる物理的損傷によって喉頭浮腫が起こることがあります。これは挿管中だけでなく、抜管後に生じることがあるり、この上気道閉塞をストライダーといいます。頸部の聴診で吸気時のウィーズ(狭窄音)が聞かれます。浮腫は、抜管直後から生じる人や数時間後に生じる人もいて、
個人差があります。抜管前にステロイド剤が投与されることがありますが、それは浮腫発生の予防を考えてのことです。

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