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腎盂腎炎|病態や看護師が知るべきポイント

解説 大橋 靖

東邦大学医療センター佐倉病院 腎臓学講座 准教授

尿路感染症の一つです。細菌などの感染によって、腎臓の中の腎盂に炎症を起こす病気です。多くの場合は、上行性の感染ですが、基礎疾患のある人は血行性に感染を起こすこともあります。


【目次】


病態

腎盂腎炎には、単純性と複雑性があります。尿は腎臓で生成されて、尿管を通って膀胱に溜まり、尿道から排出されます。その経路を逆にたどって細菌が腎臓の腎盂に感染することで炎症を起こすのが単純性の腎盂腎炎です。一般的には、尿道が短い女性に多く発症します。

複雑性は尿路結石、尿路系の悪性腫瘍など、尿機能に異常があってカテーテルが留置されているなど、基礎疾患がある人に起こります。単純性の腎盂腎炎は、原因の7割が大腸菌です。基礎疾患がある場合は、原因菌はさまざまです。男性患者さんの腎盂腎炎はほとんどの場合、複雑性です。

説明図

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