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【連載】見直そう! CKD・透析ケア

第10回 CKDの治療薬ー各薬剤(降圧薬・利尿薬・リン吸着薬・ビタミンD製剤・クレメジンなど)の特徴と与薬時の注意点は?ー

執筆 喜瀬はるみ

東葛クリニック病院 透析統括師長 / 透析看護認定看護師

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CKDでは、薬を使って腎臓の機能を補うことで、CKDの進行を遅らせたり、腎機能低下が原因で起こるさまざまな症状を改善したりします。そこでCKDで使われる代表的な薬剤についてお話します。

腎臓の血圧を調節する機能を補う薬

腎臓の血圧を調節する機能には2つのしくみがあります。まず1つ目は、塩分・水分の排出調整と、もう1つはホルモン分泌調整です。腎機能低下が起こると、この塩分・水分の排出がうまくできなくなり血圧が上がります。また、腎臓は血圧が低下するとレニンというホルモンを分泌します。このレニンはアンジオテンシンとよばれる血管を収縮させる物質を作り、血圧を上げます。CKDではレニンが過剰に分泌されるため血圧が上昇します。

利尿薬

体内の余分な塩分・水分を尿として排出することで血圧を下げます。注意点としては、利尿剤の過剰投与や食欲低下、発汗による血管内脱水により、低血圧や脱水を起こす危険性があります。また脱水により尿酸やカリウム値が上昇することがあります。

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