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【連載】訪看ステーション「よつば」の公開カンファレンス

CASE20 死を目前とした利用者さんと家族をサポートしたケース<最終回>

執筆 川上 加奈子(かわかみ かなこ)

株式会社のものも よつば訪問看護リハビリステーション 看護主任

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困難事例20 主治医の治療方針(自宅での看取り)を本当に理解しているのか


癒着性腹膜炎でイレウスを繰り返し、自宅療養を始めてかれこれ5年になる88歳男性のAさん。
訪問開始当初は口から少しづつ食べることができていたが、イレウスを繰り返すうちに食べることができなくなり、2年前からは高カロリー輸液のみでの寝たきりの生活になっていた。
これまでAさんがイレウスを起こすと、そのたびに救急搬送し、病院にてイレウス管を入れ対処していた。しかしAさんがかなり衰弱してきていることから、次回のイレウス発症時には病院搬送はぜず、自宅で対症療法を行うとの治療方針が、主治医により決定された。
それはつまり、自宅における看取りを意味していることから、本当に家族や利用者本人が、主治医の方針を理解し十分納得しているか、確認しておくべきではと考えカンファレンスを開くこととなった。


カンファレンスの目的

Aさん本人と家族は、主治医の出した方針を理解しているか、納得しているかを確認しておきたいと考えた。

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