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【連載】見直そう! CKD・透析ケア

第16回 看護師が知っておきたいガイドラインのポイント(エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2013、慢性腎臓病に伴う骨・ミネラル代謝異常の診療ガイドライン2012など)

執筆 喜瀬はるみ

東葛クリニック病院 透析統括師長 / 透析看護認定看護師

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診療ガイドラインとは?

 診療ガイドラインの定義として頻繁に引用されているもので、米国医学研究所(Institute of Medicine)による定義があります。それによると、診療ガイドラインとは「医療者と患者が特定の臨床状況での適切な診療の意思決定を行うことを助ける目的で系統的に作成された文書」とされています1)。また、わが国でも1999年厚生労働省・医療技術評価推進検討会において、科学的根拠に基づく医療(Evidence-Based Medicine; EBM)を普及させるために、ガイドラインの作成に研究助成を行うことが決定されてから、ガイドライン作成が促進され、さまざまながん(乳がん、肝がん、大腸がん、胃がんなどなど)についてガイドラインが作成されています。

エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2013とは

 現在、透析診療においても日本透析医学会・日本腎臓学会を筆頭に各学会からさまざまなガイドラインが作成されております。その中でも、2002年に米国腎臓財団で初めてCKDという概念が提唱されたことを期に、わが国でも2007年9月に「CKD診療ガイド」 を作成、2009年には CKD 全般を対象として「エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2009」が刊行されました。その後、改訂され、現在「エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2013」が日本腎臓学会から刊行されています。このガイドラインでは、日常診療で感じると思われる疑問(Clinical Question:クリニカルクエスチョン、以下CQ)をCQ形式で表示し、またCKD診療全般のエビデンスが再評価されています。
 
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