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【連載】今さら聞けない! 基礎看護技術をおさらい

陰部洗浄の目的・手順・観察項目〜根拠がわかる看護技術

解説 浦田克美

東葛クリニック病院 皮膚・排泄ケア認定看護師

【目次】

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陰部洗浄とは

 入浴ができない患者さんやおむつを装着している患者さんを対象に、陰部を清潔に保つために洗浄します。膀胱留置カテーテルが留置されている場合は、逆行性尿路感染の予防として必ず実施するようにします。

 最低でも1日1回、加えて汚染が強いときには適宜、実施します。

陰部洗浄で注意したいこと

陰部の観察

 陰部洗浄は、日ごろはなかなかできない陰部をしっかりと観察できるよい機会です。失禁に伴う皮膚炎(失禁関連皮膚炎:IAD)など、皮膚トラブルの有無をよく確認しましょう。特に、入院中の高齢者は、免疫力が低下しているため、真菌感染を起こしているケースが多くみられます。

 また、膀胱留置カテーテルが挿入されている場合は、カテーテルの圧迫による潰瘍やびらんなどの異常が生じていないかを確認します。

洗浄剤をしっかりと落とし、水分を拭き取る

 洗浄剤を十分に洗い流し、落とすようにしましょう。また、水分はしっかりと拭き取ります。洗浄剤や水分が残っていると、おむつ内でむれてしまい、皮膚トラブルの原因となるとともに患者さんの不快感にもつながります。
 鼠径部や陰茎の裏側、皺の部分、陰毛の部分などが見落としやすいところなので、注意しましょう。

陰部洗浄の手順

物品の準備(一例)

  • ディスポーザブル手袋(未滅菌)
  • マスク
  • ビニールエプロン
  • 交換用のオムツ
  • 洗浄剤(高齢者や皮膚が脆弱な患者さんには弱酸性の泡タイプの洗浄剤が適している)
  • 陰部洗浄用のボトル(38℃から41℃の微温湯を入れる)
  • 清拭用タオル(おむつ交換のため)
  • 便器(必要があれば)
  • 拭き取り用のタオル(仕上げ用のタオル)
  • ティッシュペーパー
  • 防水シーツ
  • 廃棄物のバケツなどの容器やビニール袋
  • タオル(患者さんにかけるため)

看護師の準備

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