臨床推論とは
臨床推論とは、元々は医師が診断や治療を決定するための思考プロセスのことをいいます。看護師は医師のように診断や治療を決定する立場ではないですが、患者さんの症状などから状態を把握するために、看護師にも必要な考え方といわれています。
臨床推論にはさまざまな進め方があっり、パターン認識、仮説演繹法、診断基準/アルゴリズム、徹底的検討法などを、ケースによって使い分けていきます。看護師が行うのは、患者さんの状態を的確に把握して、よりよいケアを提供するためといえます。臨床看護場面では、患者さんの緊急度や重症度を判断するためなどに用いられています。
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イラスト/森マサコ