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高齢者の低栄養を防ぐために! 入院前から退院後まで視野に入れた栄養管理の取り組み【PR】

取材 冨田 美和子(とみた みわこ)

福岡大学病院 看護部 皮膚・排泄ケア認定看護師

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取材 浦上 聡子(うらかみ さとこ)

福岡大学病院 看護部 摂食・嚥下障害看護認定看護師

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取材 野田 雅子(のだ まさこ)

福岡大学病院 栄養部 主任栄養士 管理栄養士

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提供 大塚製薬

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福岡大学病院では、多職種からなる栄養サポートチーム(NST)が、全科を横断して患者さんの栄養管理を行っています。また同院では、入院前から退院後までを視野に入れた継続的な栄養管理を目指しています。それはどのような取り組みか、NSTとして活動する看護師と管理栄養士の3人に話を聞きました。
 
撮影/田子芙蓉


入院後いち早く取り組む栄養管理

 福岡大学病院は、915床を抱える地域の中核的医療センターであり、特定機能病院でもあります。現在の在院日数は平均12.8日であり、患者さんには入院するとまもなく治療が始まり、短期間で退院していきます。その中で治療をしっかりとおこない、より早い回復を目指すためには、治療開始時にいかに栄養状態を良好にしておくかが重要となります。そのため、主治医・看護師・病棟担当管理栄養士により栄養スクリーニングをおこない、栄養サポートチーム(NST)が介入すべきかどうかを決定します。

 NST専任の管理栄養士である野田雅子さんは、次のように話します。
「例えば、がんの化学療法をおこなう患者さんでは、副作用による吐き気などで栄養状態が低下してしまうと、体力が落ちて治療が継続できなくなります。そこで、できるだけ早く栄養管理をスタートし、栄養状態を引き上げておく必要があるのです。最近、入院してからのNST介入では遅いのではないかと考えはじめ、消化器外科手術予定で周術期管理センター受診のがん患者さんには、入院前の外来時からの栄養指導を開始しました」

 また、いったん退院しても次の手術予定入院が決まっている患者さんには、自宅での栄養管理について説明をおこなうなど、体力をいかに高く保った状態で治療を開始させられるかを念頭に、日々工夫を重ねて取り組んでいます。

NSTがかかわるタイミングについて話す野田さんの写真
NSTの介入タイミングについて話す野田さん

NSTの介入が必要になる頭頸部がんの患者さん

 同院のもう1つの特徴は、“可能な限り患者さんの口からの食事摂取を目指す”ことです。栄養量としては同じでも、経管栄養の場合と経口摂取では、患者さんの表情や回復に向かい始めたときの活力が違うと野田さんは言います。

「欠食が続くと免疫力が落ちてしまい、最終的には嚥下機能が低下してしまうため、口から食べることを途絶えさせないように努力しています」と摂食・嚥下障害看護認定看護師で、NSTメンバーの浦上聡子さんも言います。

 同院は、地域がん診療連携拠点病院でもあることから、がん患者さんが多く、特に頭頸部がんの患者さんに対しては、NSTでの栄養管理に積極的に取り組んでいます。放射線治療がおこなわれると、副作用として重度の口腔粘膜障害や唾液の減少、嚥下反射の遅延などが起こり、栄養管理が欠かせないためです。

「食事摂取が困難になる場合は、医師から経口栄養剤が処方されますが、化学療法を併用していると味やにおいに敏感になり、甘みが強かったり濃厚な栄養剤では吐き気で口にできない方もいます。こういった場合には、カロリーメイト ゼリーを活用することがあります。自然のフルーツに近いあっさりとした味で後味が残りにくく、かつ、エネルギー、タンパク質だけでなく、ビタミン、ミネラルも適度に摂ることができるためです。ゼリータイプでつるりとした飲みやすさも、唾液の減少した患者さんが摂取しやすい理由です」(浦上さん)

 同院のがん患者さんも高齢化が進んでいますが、慣れないものに拒絶感を抱きがちな高齢患者さんにとっては、カロリーメイトの認知度の高さも役立っています。「“あのカロリーメイトのゼリーね”と受け入れていただきやすい」と浦上さんは言います。

嚥下機能が低下した患者さんの状況を語る浦上さんの写真
嚥下機能が低下した患者さんの状況を語る浦上さん

体位に制限がある患者さんへの栄養補給に欠かせないもの

 頭頸部がんの他にもNSTの介入が比較的多いものとして、体位に制限のある患者さんがあります。特に仙骨部にできた褥瘡に対する皮弁形成術では、術後に創の状態が安定するまで腹臥位で管理するためです。

「術後の患者さんは、食事も腹臥位のまま摂ることになります。おにぎりにするなど食形態を工夫しますが、それでも腹部が圧迫されて食べられない、便秘や膨張感で食べられない患者さんはたくさんいます。こういう場合にも、補食にカロリーメイト ゼリーを提供することがあります」と言うのは、同じくNSTメンバーであり、皮膚・排泄ケア認定看護師の冨田美和子さんです。

 ストローつきのパウチ容器入りなので、腹臥位のままでも口に入れやすく、キャップがあるため手許において寝たまま少しずつ摂取していくことが可能です。体位により食べ物が喉を通過しづらかったり、水分ではむせがある患者さんでも、ゼリーなら飲み込みやすい点もメリットである冨田さんは言います。

 摂食嚥下に対しては浦上さん、褥瘡に対しては冨田さん、そして栄養面から総合的にかかわる野田さんといったように互いの専門性を発揮して、NSTが患者さんの栄養面を支えています。

褥瘡の患者さんの状況教を語る冨田さんの写真
褥瘡の患者さんの状況を語る冨田さん

退院後の栄養管理では継続できる方法を考えることが大切

 同院では、退院後も良好な栄養状態が維持できるよう、早期から家族を含めた栄養指導や、スムーズな地域連携を目指した訪問看護師、ケアマネジャー、ホームヘルパーなどによる合同カンファレンスをおこないます。

「院内では集中的な栄養管理ができますが、自宅でも無理なく栄養摂取を続けられる方法を考えることが大切です。そのため、病院でも提供して食べ慣れており、退院後の普段の生活の中で購入しやすいカロリーメイト ゼリーは、退院後の補食としてお勧めしやすい製品です。同じゼリーでも、糖質だけ、ビタミンだけのような安価な製品に流されてしまわないよう、栄養管理のために必要な製品であることをきちんと説明しています」(野田さん)

「治療によって嚥下機能が落ちた患者さんであっても訓練を重ね、多くは退院までにゼリー状以上のものが食べられるまでに回復しています。そこで退院後の栄養補給として、カロリーメイト ゼリーを提案することがあります」(浦上さん)

 福岡大学病院では、多職種が連携しながら入院前から退院後までを視野に入れた継続的な栄養管理を目指して日々活動しており、一丸となって取り組んでいます。

同院NSTのカンファレンス風景の写真
同院NSTのカンファレンス風景(写真提供:福岡大学病院)


福岡大学病院について

915床(一般855床、精神60床)を備える地域に開かれた中核的医療センター。「あたたかい医療」を基本理念に、2次、3次救急医療施設として24時間365日「断らない医療」で患者さんを受け入れています。特定機能病院として、時代を先取りした高度先進医療にも積極的に取り組んでいます。
所在地:福岡市城南区七隈7-45-1



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※2:カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、リン
※3:1日に必要な量は「栄養素等表示基準値」をもとにしています

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