【連載】苦手克服応援企画【心電図】

心電図でみる心房期外収縮(APC)の特徴とは?

解説 曽原 寛

葉山ハートセンター 不整脈センター部長

心電図で見る特徴

異所性P波

洞調律よりも早くにP波が出現し、形がほかと異なる(異所性P波)

心房期外収縮(APC)についてまとめました

どんな不整脈?

本来の洞結節からの電気的興奮より早く、心房内および房室接合部付近に起こる異常興奮です。加齢とともに増加し、健常人でも多くみられます。無症状であることがほとんどですが、頻発する期外収縮は、心房細動を引き起こすことがあるので、注意が必要です。
頻回に期外収縮を起こしている患者さんは、心電図でモニタリングしていきましょう。

発作は動いたときに出やすい!?

頻脈発作は、動いたときに出やすいとは限りません。安静時に出やすい人もいます。そうした患者さんの状態に関係なく、心電図をモニターするようにしましょう。

どんな危険がある?

・心房細動を引き起こす可能性

危険なサイン

・心電図で、早いリズムで出現する形がほかと異なるP波(異所性P波)
・頻発
・動悸

主な症状

・無症状のことが多い。動悸、頻拍

主な原因

寝不足、ストレス、アルコール・カフェインの過剰摂取、疲労、加齢、心臓に異常な器質(細胞、回路)がある場合にも起こる(リエントリ)

主な治療

心房細動を引き起こしていたり、24時間でおおよそ1万回の期外収縮を引き起こしている場合、抗不整脈薬治療、まれにカテーテルアブレーション治療

(ナース専科「マガジン」2010年1月号より転載)

イラスト/横山テルミ

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