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【連載】困った!を解決してステロイドの基本がわかる!

ステロイドの副作用が出た! どうしたらいいのかわからない!

解説 川合眞一

東邦大学名誉教授 医学部炎症・疼痛制御学講座教授

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目次


解決の糸口はココ

●ステロイドの過剰により生じる生理的作用との関連をみていこう
●投与量による副作用のリスクを知っておこう
●特に注意が必要な副作用を覚えておこう


副作用は投与量が多くなるにしたがって強く出るようになります

 ステロイドは、副作用が強調されがちですが、もともとは安全なものです。何といっても、副腎皮質から分泌されるホルモンで、本来私たちの体内に存在するものだからです。しかし、普段私たちの体内で分泌されている量では、薬剤として期待する抗炎症作用と免疫抑制作用が得られないことも多く、それ以上の量を使用しなければならないときに、副作用が出現します。

 投与量は、期待する作用によって異なり、例えば、抗炎症作用を目的とする場合は、プレドニゾロン5mg/日以下でも効果が認められます。一方、免疫抑制作用となると、15mg/日未満では十分な作用が見込めません。そのため、疾患や病態によって、投与量が異なることになり、副作用が生じる程度も変わってきます。

 また、長期投与となると副作用の出現は否めません。急激な減量や中断で副腎不全が生じるほか、副作用の範囲は広く、多くの臓器にさまざまな障害が出ることになります(表1)。

ステロイドの副作用

「副作用の特徴的症状=クッシング症候群」と覚えましょう

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