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【連載】やってみよう! フットケア

第11回 子どものフットケア2

執筆 山口晴美

NANA NURSING THERAPY代表・看護師

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前回の子どものフットケアは10歳ぐらいまでのケアをお伝えしました。
今回はその続きで10歳から高校生ぐらいまでのケアについて解説します。
この時期は自分で爪切りができるようになり、靴も自分で選べるようになってきます。
親として私もそうでしたが子どもの足は自己管理へと変わっていき、トラブルがなければ足をみることもなくなっていました。
自分で爪切りを始めたのは何歳ぐらいだったでしょうか?
また、爪切りの方法を教わりましたか?
私は子どもに爪切りを教えた記憶がありません。
フットケアをしていなかったら、今でも見ることはなかったかもしれません……。
これからはトラブル予防の知識として伝えていきたいと思います。


 これまで行った小学生以上の足の測定結果、異常の1位は外反母趾でした。
学年が上がるごとに割合も増え、小学校3年生で40%を超え、女子高生は56%にみられました。原因はさまざまですが爪の切り方や靴の履き方にも問題はあると思います。

 自立も大切ですが観察と教育は必要です。

1.子どもに伝えておきたいこと

正しい爪の切り方

  ●爪の長さは指の長さを基準に伸ばしすぎや深爪をしないようにする。
  ●端の切りのこしがないようにやすりで整える。
 

正しい靴の履き方

  ●かかとを合わせ前にずれこまないようにひもやマジックテープで調整する。
  ●かかとを踏んで運動しない。
  ●足の大きさに左右差があれば小さいほうを調整する。

2.大きく成長する時期であるため全身の観察を行い、身体のバランスを整えるための動きを提案

 運動や姿勢が気になる時期です。
 
 実際に小学校で行った身体のバランスを重視した動きをご紹介します。

バランスを整えるために行う脳を使った遊び

 遊びや日常生活の中に取り入れて無意識に身体を整える試みとして行います。

肩幅に足を開いて立ち、前後に揺れてまっすぐで静止、左右に揺れてまっすぐで静止
(今の身体で中心軸でバランスをとる)
前後に揺れる

バランスを取る

直線上を綱渡りのように歩幅をあけないでゆっくり歩く
(腕を使ってバランスをとる)
歩幅を空けないで歩く

直線上を大股で歩く
(下肢の大きな筋肉を使う)
大股で歩く

直線上を後ろ歩きする
(普段と違う動きで脳でバランスをとる練習)
後ろ歩き

椅子に座り座面に時計をイメージし骨盤を12時、3時、6時、9時と移動させる
(骨盤を動かし、股関節や腹部内の筋肉を動かす)
骨盤を動かす

床をワニがはうような動作で前進(壁をつたってもよい)
(上半身、特に肩甲骨周囲を動かす)
匍匐前進

 これらは子どもだけでなく大人が行っても刺激ある運動です。患者さんやご家族へのアドバイスとしてお使いください。

イラスト/カミヤマリコ

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